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工事発注の前段階から携わる!〜幅広い業務を経験できる長崎県島原市役所土木技師の働き方とは?~

島原市役所の道路課用地管理班で土木技師として働く西川さんに、これまでの経歴や市役所での仕事と職場環境についてお話を伺いました。

—これまでのご経歴を教えてください。

西川:島原市で生まれて、高校まで島原市で過ごし、大学は県外で社会開発システム工学を専攻していました。新卒として公務員・民間企業と区別なく九州エリア全体で就職活動をしていましたが、ご縁があって地元の島原市役所に入庁することになりました。

実家の近くに住むことができたら、両親が喜ぶかな、という思いもあったので入庁することができてよかったです。

入庁後は水道課に5年間所属し、水道管の工事、水源(井戸)の掘削、施設改修などを担当していました。次に道路課に3年所属し、道路の拡幅や補修工事に携わったり、市民の方から補修の要望があがってくるので、その対応をしていました。

その後、都市整備課に3年所属し、都市計画の道路整備工事や公有水面の埋め立て工事を経験しました。現在は道路課に再び戻り用地に関する業務に携わっています。今年で3年目になります。

技術職というとあまり異動がないイメージかと思いますが、島原市役所では、技術職も事務職と同様に異動することがあります。

—現在のお仕事について教えてください。

西川:道路課の用地管理班は、班長を含め5人で構成されており、私以外は事務職です。道路課で道路の拡張や新設工事を行うためには、もともとの、その土地を所有している方との交渉が必要になります。

その用地交渉や、それに対しての補償、建物の調査や解体工事、土地代金などを算定する業務、税務署との協議、⺠地と官地の境界の立ち合いなどを行っています。

工事発注の段階ではなく、用地交渉の段階から土木の専門的な知見を持った技術職員が入ることにより、道路計画がどのように計画されているのか説明することができ、土地の所有者の方が道路事業に関してより理解・納得いただけるようにすることが目的です。

今まで私は、工事の発注段階から携わっていたのですが、用地交渉の経験はありませんでした。いざ業務にあたってみて、用地交渉の事前準備、配慮、話し方や言葉選びの難しさを感じました。

配慮のない一言で交渉が中断することもありますので、慎重、かつ誠実な対応を心がけました。また、電話だけでのやりとりだけではなく、訪問して対話を重ねました。

難しい業務ではありますが、1人で進めるのではなく、上司や周りの職員と相談しながら進めることができています。また、用地管理に関する外部研修も受講させていただいていますし、そこで他の自治体との意見交換の場もあり、日々学ばせていただいています。

このような用地管理に関する業務がメインではありますが、他にも技術職ということで、事務職だけで構成されている他の課や班からの応援要請を受け、かなり幅広い業務を担当しています。業務量の割合としては用地交渉に関する業務が7割、その他の工事に関する業務が3割ほどですね。

—お仕事のやりがいや達成感をどんなときに感じますか。

西川:交渉していた土地の所有者の方に承諾をいただき、契約を進めることができた時と、工事が完成した時ですね。

先日、用地交渉から携わっていたプロジェクトの工事が完成しまして、安堵とともに、交渉に協力いただいた市民の皆様や、今まで用地交渉を担当していた職員のありがたみをひしひしと感じました。

ー働き方について教えてください。

西川:基本的に残業はあまりないです。もちろん業務量が多い日は残業をします。ただ、年間を通して、プロジェクトの期限が決まっており、そこまでのスケジュールを立てて業務をすすめるので、いつ残業するのかの見通しはつきやすいです。

忙しい日でないときや、緊急性の高い業務がない日には定時か、遅くとも18:30には退社していますね。

班長が仕事が忙しくないのであれば、早く家に帰ったり、アフターファイブを充実させましょう、という考え方なので、とても帰りやすいです。今日も終わったら飲みにいく約束をしています(笑)。

土日は仕事を忘れて、子供を連れてでかけるなど、充実したプライベートを楽しむことができています。有休や、連休も気兼ねなくいただいてます。

ー職場の雰囲気について教えてください。

西川:建設部は和気あいあいとして雰囲気がよいですね。仕事の話はもちろん、雑談もしますし、職員同士のコミュニケーションがよくとれていると感じます。

ー島原市の暮らしについて教えてください。

西川:島原は山と海が近いので、すぐに家族と出かけられるのがよいですね。私には5歳の子供が1人いますが、とても子育てによい環境だと感じています。私も大好きな釣りを楽しんでいます。

道路網の面では、まだ課題はありますが、長崎県のほうで高規格道路の建設準備をすすめているので、この道路ができあがると利便性がよくなり、さらに暮らしやすくなると思います。現在、島原市から高速のインターまで1時間程度かかるのですが、高規格道路が完成すれば40分に短縮されます。

—最後に、市役所へ応募を検討している方にメッセージをいただきたいです。

西川:島原市役所の技術職は、和気あいあいとした雰囲気の中で、幅広い業務を経験することができます。一緒に島原市をより住みやすいまちにしていきましょう。ご応募お待ちしています。

—本日はありがとうございました。

この記事は2024年9月10日にパブリックコネクトに掲載された記事です。 

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