元金融機関勤務の職員が語る、いなべ市役所の魅力とは?
元金融機関勤務でいなべ市役所へ転職し働く小林さん。転職のきっかけや、市役所での業務内容、やりがいについて、また自然豊かで市民に寄り添った行事がたくさんあるという、いなべ市の魅力についても教えていただきました。
―これまでのご経歴を教えていただいてもいいですか?
小林:前職は金融機関で5年間勤務していました。退職後、平成31年度にいなべ市役所に入庁し、現在6年目になります。
最初の3年間は職員課、次の1年間が広報秘書課、現在は市民課で2年目を迎えているところです。
―なぜ転職しようと思われたのですか?
小林:金融機関で営業職として働いているなかで、本当にこの仕事が自分に合っているのかと考え始めたときに、周囲の市役所勤務の方の話を聞いて、その仕事が魅力的に感じたことが転職しようと思ったきっかけです。
市役所の仕事は一律ではなく、同じ市役所の中でもいろいろな部署があり、仕事が多岐にわたります。例えば税や戸籍についてなど、自分の生活にも関係することがたくさんあり、それを仕事として携わることができることに興味を持ちました。
いなべ市には地縁はなかったのですが、新庁舎の完成とともに「にぎわいの森」という市役所隣接のスペースができ、またキャンプ場などを作る計画もされてきており、とてもにぎわっている市と当時強く印象に残ったことを覚えています。そうしていなべ市に興味を持ち、受験することを決めました。
そして、選考の中でもいなべ市の職員さんたちの対応がとても丁寧で、受験生である自分に対しての優しさも感じ、その点も非常に魅力に感じました。そういったことからいなべ市で働くことを決めるのに全く迷いはなかったです。
―そんな経験があったんですね。では、入庁してからのお仕事についても教えて下さい。
小林:最初は職員の採用や研修、給料の支払いなどを行う部署への配属でした。市民の方々と関わるというよりは職員と関わる仕事が多く、皆さんの顔と名前を覚えるのが大変で苦労した覚えがあります。
職場の環境は、いつでも相談はしやすい雰囲気がありました。前職のときはちょっと聞きたくても聞けず、様子を伺うことが多かったのですが、そういったことは全くなく、むしろ先輩方から声をかけてもらってフォローしてもらいながら仕事を進めることができていました。
職場内のコミュニケーションが多いところも最初は印象的でした。仕事中は黙々と業務に取り組むイメージを持っていたのですが、悪い意味ではなく、要所要所で日常のちょっとした会話があります。
それによって和やかな雰囲気が流れていて、その会話の流れのなかで仕事のことも気軽に聞ける環境でした。もちろん部署によっても雰囲気の違いはあると思うので、あくまで入庁当初の個人的な感覚です。
―そして現在は市民課ですよね。
小林:はい、現在は証明書の発行や、住所の異動、戸籍の届出などを行う部署に配属されています。異動すると、転職してまた1から始めるような感覚で、新たな知識を得ていくということに面白さを感じます。
―接客していくという意味では民間とも同じですが、なにか違いは感じますか?
小林:営業の仕事では、相手に寄り添いながらも会話のなかでどう仕事に繋げていけるかというこちらの目的ありきで会話をしがちになっていましたが、市民課では市民の方々が困っていることに対して答えることに専念し、常に相手に寄り添って話せているという違いを感じます。
人とコミュニケーションをとることについては、前職で培ったスキルだと思っているので、それは現在も活かすことができていると感じています。
―仕事のやりがいはなんですか?
小林:今は、市民の方々と常に関わる仕事なので、1つ1つのご相談に対して親身になって答え、市民の方々が納得して帰っていかれることにやりがいを感じています。日々いろいろなことを学びながら成長し、より多くのご相談に答えることができるようになりたいと思っています。
―忙しさはいかがですか?
小林:年度末、年度初めやお盆、GW明けなど、繁忙期はあります。繁忙期以外は、定時で退庁することも多いので、メリハリはついていると思います。
繁忙期は大変なことも多いですが、休暇が取得しやすい環境なので、日頃から心身ともにリフレッシュができます。また男性の育児休暇の取得についても現場、人事からも推奨されており、私も取得させていただきました。
―いなべ市の魅力も教えて下さい。
小林:いなべ市は自然豊かな場所で、その環境を活かして作られたキャンプ場など、いなべ市の魅力が詰まった施設がたくさんあります。全国的に注目され始めていることも嬉しく思います。
あとは、地元名産の蕎麦にまつわる祭りがあったりと市民の方々に寄り添った行事もたくさんあります。蕎麦祭りでは、実際に市長もそこで蕎麦を打つことがあるのですが、市民の方々に身近な市長がいることも、いなべ市の魅力だと思います。
―そうなんですね、ありがとうございました!