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職員100人・園児226人の大規模保育所で奮闘する新人保育士

京都府京田辺市で保育士として働かれている米田(よねだ)さんに、現在のお仕事の内容や、やりがいについてお話をお伺いしました。

—はじめに、これまでの経歴を簡単にご紹介ください。

米田:出身は京都府の別の市町です。4年制の大学を卒業後、令和5年度に新卒で保育士として京田辺市に入庁しました。現在2年目になります。

就職活動では、私立の保育所・幼稚園は受験せず、公立の保育所・幼稚園のみを受けていました。地元は職場と生活圏が近すぎると思い見送り、京田辺を含めていくつか受けておりました。

決め手としては、内定までのスピード感が早く、また地理的にもアクセスしやすい場所だったためです。

—現在、どちらの保育所にお勤めですか。

米田:京田辺市には保育所が4ヵ所ありますが、私は京田辺市のほぼ中央にある河原保育所に配属されています。

—保育所の組織体制について教えてください。

米田:職員数は100名ほどです。園児は226人が在籍していて、0歳児は2クラス、1歳児は2クラス、2歳児は3クラスとなっています。さらに、3歳・4歳・5歳は、それぞれ2クラスずつあります。私は現在、1歳児のクラスを担当していて、14人の乳児に対し3人の担任で保育しています。

基本的に0歳から2歳の乳児クラスには子どもの人数に応じて担任が配属され、たとえば3歳のクラスは2名の担任、5歳のクラスは1名の担任、支援が必要な園児には加配の先生がついています。

—3名の担任制ということですが、どのような動き方・役割分担をされているのでしょうか。

米田:メインで動く担任は、毎月交代制になっています。メイン担当が月ごとにテーマや課題などを決めてそれにあわせて皆で動いていきます。また、育児担当制保育を取り入れているので、保護者への連絡帳については担当がそれぞれ書いています。その他の書類作成や事務作業は協力して行っています。

これは昨年も同様で、かつ他の年次も含めて保育園全体がこのような体制です。若手もベテランも関係なく、1クラス複数人で担任を持って同じように動いています。

—1年目のときは何歳児を受け持っていたのですか?

米田:1年目は0歳児クラスを受け持ちました。5人の園児に対して2人の担任がつき、私は入所2か月目の5月にはメイン担任を持っていました。新人保育士であっても、新人研修などの別の動き方をするのではなく、先輩職員と同様にクラスを担当する流れになります。

—メイン担任が決める、というのは具体的にどのようなものなのでしょうか?

米田:毎日の活動内容や、製作でどういったものをつくるかなどを決めていきます。例えば、製作なら5月のこどもの日にちなんで、子ども達の手形を取って、鯉のぼりと一緒にクラスの壁に飾るということを行いました。

—新人の教育体制を教えてください。

米田:教育担当は所長補佐ですが、基本的には同じクラスの先生に相談にのってもらったり、教えていただいたりする機会が多いです。また、空いてる時間などを利用して、隣のクラスの先生の指導方法を伺い参考にすることもあります。

いろいろな先生方のアイディアを参考にして、自分の保育に取り入れています。

—職場の雰囲気について教えてください。

米田:分からないことも気軽に質問できる環境だと思います。とはいえ、先輩方の手が空いていそうな時間帯を狙って聞くようにはしていますね。

プライベートについては、年が近い先生方と食事に行くこともあります。同期は5人いますが、別の園に配属されています。職員の数も多いので、さまざまな交流ができると思います。

—保育士のイメージについて、働く前とのギャップはありましたか。

米田:子ども達への保育を行う以外の業務も多く発生していて、大変だと感じることはあります。保育時間以外は、書類作成や研修などに参加しています。研修は年齢に応じて、他の園の先生方と話し合ったり、保育所内で開催されたりする研修があります。

園外の研修は年2回、園内研修は年3回ほどのペースで実施されます。研修の時間帯は、子ども達のお昼寝中や夕方、職員会議の後に行われることが多いです。職員会議は月1回あり、職員全員が参加しています。

—1日のタイムテーブルを教えてください。

米田:基本的に定時は17時15分すぎで、残業はほとんどありません。8時半から子どもを受け入れて、9時半頃に朝のおやつとして牛乳を出しています。その後、様々な活動を行って11時前後から給食を食べ始めます。12時から14時半はお昼寝タイムになり、起床して15時にはおやつタイムです。お迎えは16時から16時半の間にお願いしています。

延長保育については、16時半から19時まで対応しています。延長保育を担当する職員は、「9時半から18時15分まで」または「10時半からは19時15分」のいずれかの勤務時間となります。延長保育を担当するのは月に1-2回程度です。

なお、シフトは1カ月前くらいに決定しています。

—入庁してからちょうど1年が経過したと思います。振り返ってみてどのような1年でしたでしょうか。

米田:あっという間の1年間でした。ピアノを弾くことが得意ではないので、もっと頑張りたいと思いました。

保護者対応については、別の先生がメインで対応してくださったので、今年は積極的に保護者と関わっていきたいです。お迎えのときに、その日の子どもの様子を保護者に伝えたり、保護者からの質問に即座に応えられるように対応したいと思っています。

—保育中のやりがいや達成感について教えてください。

米田:去年担当していた0歳児クラスの子ども達を、持ち上がりで今年も1歳児クラスで担当しているので、子ども達のぞれぞれの成長を感じることがやりがいに繋がっています。

なお、私の場合は持ち上がりで担当になりましたが、決められたルールがあるわけではなく、持ち上がりになるケースもあればならないケースもあります。

—京田辺市で保育士として働くことの魅力を教えてください。

米田:非常におススメです。京田辺市ではさまざまな研修が実施されていて、勉強する機会にも恵まれていますのでよい環境だと思います。職場の雰囲気も風通しがよく、働きやすいと思います。

—ありがとうございました。

この記事は2024年5月13日にパブリックコネクトに掲載された記事です。

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