見出し画像

落ち着いた雰囲気、整ったワークライフバランスで働く! 〜若手職員がクリエイティビティを発揮できる、奈良市役所での働き方とは?~

奈良県奈良市の教育委員会 教育部 地域教育課で働く尾上 素子さんに、これまでの経歴や奈良市役所での仕事、職場環境についてお話を伺いました。

—これまでのご経歴を教えてください。

尾上:8歳からバイオリンを始め、高校まで音楽に関する部活動に所属していました。大学も芸術専攻音楽コースをバイオリンで受験し、レッスンとオーケストラの練習に明け暮れる音楽漬けの日々を送っていました。その後、新卒で奈良市役所に入庁し現在に至ります。私の場合、芸術専攻なので他の学部生と比較すると少し特殊かもしれません。

—なぜ、奈良市に就職を決めたのですか?

尾上:それまで音楽中心の人生だったので、大学卒業後は全く知らない世界に飛び込みたいと思っていました。2年生の時から大学のキャリアセンターのサポートを受けながら授業の合間を縫って1人で就活セミナーや企業説明会などに参加していました。

そのような中で、市役所に勤めている大学の先輩と話す機会があり、市役所の仕事に興味を持ちました。加えて、大学の就活イベントに奈良市役所のブースがあり、職員の方とじっくりお話をして、具体的な働くイメージを掴めたことも大きかったです。

奈良市役所は教養試験ではなくSPIで受験できるのもありがたかったです。民間企業にも内定をいただきましたが、自分が住む奈良市をより良くしたいという気持ちがあったので、奈良市役所に入庁しました。

—仕事の内容を教えてください。

尾上:入庁1年目は教育委員会の生涯学習課に配属され、成人式(現在の「二十歳を祝う会」)、青少年関係などを担当していました。

入庁2年目からは組織改正で「地域教育課」に課名が変更され、新たに公民館に関する業務も担当することになりました。主に企画業務や、関係者や業者の方とのやりとりをしています。今年で入庁して6年目で、珍しい方ですが異動は1回もしていないですね。

—どのような企画業務をされているのか教えてください。

尾上:たとえば「二十歳を祝う会」ですと、ご登壇いただくゲストの候補者を決めたりプログラムを考えたりしています。過去にはお笑い芸人のロッチ中岡さん、AKB48大西桃花さんなどをお呼びしました。プログラムは毎年おおよそ決まってはいますが、コロナ禍での開催は密集を避けるために2部制にするなど、前例のない内容を1から考えていましたね。また、式典当日は、市職員を含む約100人の運営関係者を取り仕切らなければならないので、一人ひとりに細かく役割を割り振って全員が無駄なく効率よく動けるように、試行錯誤して準備をしています。

—お仕事の中でやりがいを感じる部分を教えてください。

尾上:まず、住民の方とコミュニケーションを取りながら仕事を進めるので、直接手応えを感じられることはやりがいに感じますね。もちろんたまにお叱りを受けることもありますが、その分感謝も直接していただけます。

また、影響する人数や予算規模が大きいプロジェクトが成功したときの達成感も、やりがいに繋がりますね。

—残業時間や休日出勤、休暇の取りやすさについて教えてください。

尾上:残業はプロジェクトで忙しい時など時期によりますが、私の場合は平均月16時間未満、換算すると1日あたり1時間はしない程度です。休日は基本的に土日祝の固定です。自分が担当する「二十歳を祝う会」など休日出勤は年に数回はあるかもしれないですが、その場合も振替休暇を取ることができますね。

休暇も取得しやすいです。休暇の取得はお互い様という雰囲気があり、ワークライフバランスがしっかり取れます。時間休や子どもの看護休暇の制度もあるので、お子さんがいる職員などはご家族の体調によって早退したり遅れて出勤するときに利用されていますね。

他にも夏季休暇や結婚休暇など、様々な休暇制度が利用できます。複数の休暇制度をあわせて、2週間休みを取得して海外旅行に行く職員もいます。

—庁内の他職員の方々との業務内外での関わり方を教えてください。

尾上:同期や年齢の近い職員との横のつながりも、上司や先輩との縦のつながりもしっかりしています。他部署に何か相談する必要があった際には役職問わず話を聞いてくれましたし、相談後にも進捗を確認してくれましたね。自身の業務内容に限らず周りに気を配れる方が多いと思います。そういった上司や先輩の姿を見て、自分もそうなりたいと思うようになり身近に目指す人がいることで、庁内全体の雰囲気が好循環になっているような気がします。

また、新人に対するサポートが手厚いです。私も、入庁当時はパソコンをほとんど触ったことがなかったので、フォルダの作り方から丁寧に教えてもらいました。

奈良市役所にはルーキーサポーター制度というものがあり、1人の先輩(サポーター)が1人の新人(ルーキー)に教育担当としてつき、奈良市職員として自立できるよう公私ともに新人をサポートする制度ですが、サポートする側にも研修があり、共に成長することができます。

業務外では、同期と仲が良いので仕事終わりにご飯を食べに行ったり、休日も一緒に遊びに出かけます。課内でも、コロナ前は親睦会として伊勢へ日帰り旅行に行き、皆で伊勢海老をお腹いっぱい食べました。

—奈良での暮らしについて教えてください。

尾上:奈良市には東大寺、春日大社、興福寺といった世界遺産があり、奈良駅前周辺の「ならまち」にはおしゃれでおいしいカフェがたくさんあります。街全体がおっとりしている感じで、気持ちに余裕がある暮らしができます。

東部地域には、市街地とは全く違った雰囲気の心地よさがありますね。少し前に話題になったアニメ「鬼滅の刃」の聖地の1つと言われている、柳生地区にある「一刀石」もあります。ただ、市街地を離れると公共交通機関が少なくなるので、自動車を持っていると便利だと思います。

通勤については、大阪や京都など奈良県外から電車や車で通勤している方もたくさんいるので、奈良市に住まなくても奈良市役所で働くことは難しくないかなと。

ほかには大阪や京都へは30分から1時間以内で行けるので、ショッピングをしたいときは県外に行くこともよくあります。普段の生活は落ち着いて過ごせる奈良を拠点に、時々都会に行きつつ、私にとって奈良市は「生活するのに丁度良いまち」です。奈良でしか味わえない良さがもっと他府県の方にも伝わればいいなと思っています。

—最後に、奈良市役所へ応募を検討している方にコメントをいただきたいです。

尾上:クリエイティブな発想をお持ちの方は奈良市役所で活躍できると思いますし、楽しめると思います。入庁前は市役所は何かマニュアルがあって、それに沿って進めていく仕事ばかりなのかな、と私は思っていたんですけど、大半は自分で考え仕事を進めることが多いです。

それは企画だけではなく、事務的な業務を担当している部署であっても、今の業務内容に改善点をみつけ、業務を効率化するという意味合いでもクリエイティブな発想ができる方に、ぜひ受けていただきたいです。

—本日はありがとうございました。

この記事は2023年11月13日にパブリックコネクトに掲載された記事です。

奈良市役所の採用情報はこちら