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第二の故郷、東根市〜市外出身の職員が語る、その魅力とは〜

市外出身にも関わらず、東根市役所で働かれている黒田さんに、働きやすさと東根市の魅力についてお伺いしました。

ー経歴を教えていただけますか。

黒田:大学卒業後に東根市役所に入庁し、最初は教育委員会生涯学習課でスポーツ文化に携わりました。その後、上下水道課、商工観光課、税務課を経験し、現在は財政課に所属しています。

ーなぜ公務員として東根市に就職されたのでしょうか。

黒田:まず、母の地元が東根市だったことが理由の一つとしてあります。私自身ずっと宮城県仙台市で生活しており、東根市に来る機会があったのと、元々まちづくりや、地域に関わるような仕事をしたかったので、東根市役所を受けました。

ー他の自治体は検討されましたか?

黒田:東根市は地元の仙台市に近く、車で1時間ぐらいで着くような場所に位置しており、2市のどちらに就職しても距離的に同じだったので、東根市を選びました。

また、市民の方と関わるお仕事なので、やはり東根市役所の近くに住んだ方が仕事やプライベートで人との繋がりを多く得られるかと思い、就職が決まってからすぐに移住を決めました。

ー入庁当時はいかがでしたか?

黒田:最初に配属されたのが教育委員会の生涯学習課で、スポーツと芸術の両方に携わる業務を担当していました。それまで、私の中でスポーツと文化は相反するものだと思っていたので、そこが一つになっているということに戸惑ったのを覚えてます。

入庁当時、職場に慣れるまでには時間は要しましたが、当時の上司が私と同じ他県出身者ということもあり、仕事でもプライベート面でもとても良く面倒をみてくださいました。その方のおかげで職場にも慣れていくことができたと思っています。

ー現在のお仕事内容について教えてください。

黒田:財政課には12名在籍しており、財政係と契約係と管財係の3つの係で成り立っています。私は管財係に所属しており、市役所の庁舎管理、財産管理といった業務を行っております。

庁舎管理では維持・修繕が主な業務となりますが、東根市庁舎は平成元年に建設されており、傷んでるところが多々あるのでその修繕対応をしています。財産管理では市有地の管理などを担当しています。業務柄、修繕してくださる業者の方や、土地の売買であれば家屋調査士の方などと関わることが多いですね。

ー現在の業務とこれまでに経験された業務との違いは何でしょうか。

黒田:財政課に配属されるまでは窓口業務や観光系の仕事など、市民の人との関わりが多かったのですが、現在は業者の方とやりとりをすることが多く、業務内容も全く違うので、戸惑いはありました。専門的な知識がなかったので業務内容に慣れるのにも少し時間がかかりましたね。

ー専門的な知識はどのように身につけられたのでしょうか。

黒田:維持・修繕では機械関係や電気など様々な種類があるので、その都度業者の方々にお話を聞いたり、あとは先輩職員や施設管理の委託先の業者の方々に尋ねたりして、勉強させてもらっています。

ー市民の方や業者の方とやりとりの際に、それぞれどのようなことを意識されていますか?

黒田:市民の方には相手の気持ちに寄り添った形でコミュニケーションを取ることを意識していました。また、業者の方とやりとりをする際には依頼をすることが多いので、市としての要望を明確に伝えることを意識しています。

また、距離感も違います。以前の部署では特定の決まった方々とやりとりをすることが多かったのですが、現在は特定の方ではなく業務によって関わる方が変わるので、状況が違ってもコミュニケーションが円滑に進むよう、意識しています。

ー公務員として働く前後のギャップはありましたか。

黒田:公務員といえば定時で帰って土日も休める、というイメージを持っていました。実際は部署によって時間外勤務や土日出勤があるということを知って、その点についてはギャップを感じましたね。

ー現在、残業はありますか。出張されることもあるのでしょうか。

黒田:私が所属している管財係は多くないです。ただし、施設の修繕箇所によっては土日にしか作業ができない箇所もあるので、土日出勤はゼロではないです。ただ、財政課では課長から積極的に休みを取るように言われているので、有給休暇や代休は取れています。出張については、以前所属していた部署では多かったのですが、現在は業務柄ありません。

ー東根市役所に新しい方が入庁した際に気をつけていることはありますか。

黒田:一から全部教えるのも楽だとは思うのですが、自分で調べてもらいながら指導をすることを心がけています。何も意見を持たないで、ただ教えてもらったことをこなして仕事をするのではなく、まず考えて、調べたりすることができると、どのような仕事でもうまく出来るようになるのではないかと思います。

もし管財係に新しい方が来られた際には、施設管理業務が多いので、現場に一緒に行って目で見て覚えてもらうことが多くなると思います。そのときも自分で調べられるところは出来るだけ調べてもらって、わからない部分を教えるといった流れになりますね。

ー東根市役所はどんな方が向いてると思いますか。

黒田:どこの部署でも、市民の方の目線でコミュニケーションをとれることが大事だと思います。東根市役所には若い職員もたくさんいるので、職場環境としてはとてもいいと思います。仕事外での繋がりもあるので、入ってからの心配は何もしなくても大丈夫です。あとは、地域や市民のために「自分の中で何がしたいか」という思いがあると、より良いですね。

ー東根市での暮らしはいかがでしょうか。

黒田:仙台市に住んでいた時と比べて、東根市で暮らし始めたときには正直「何もないな」と思っていたんです。今は子どもが3人いるのですが、遊び場が屋内も屋外も充実してますし、子育てにとても良い環境なので、住みやすいと感じています。

また子育てに対する支援もしっかりしており、「子育てするなら東根市」と推進している理由がすごくわかります。例えば、妊娠・出産時に給付金がもらえたり、高校生まで医療費無料であったり、小・中学校入学のときに一時金が出たり、中学校の給食費無償化があるので、子育て世代の人たちにとって、とても助かる施策が多くあります。

ーお子様とはどのような遊び場に行かれますか。

黒田:小さいときは、「ひがしねあそびあランド」という屋外の施設によく連れて行ってました。ふわふわドームや東根市の日本一の大ケヤキに見立てた遊具だったり、自然の中で遊べて水遊びもできるので、子供とよく行っていましたね。施設にはプレイリーダーがいるのですが、顔なじみになったので、大きくなった今でも遊んでもらえます。

あとは、市役所の近くに「タントクルセンター」という屋内施設があり、ネット遊具などいっぱいあるので小さい子や小学生の低学年の子どもたちが集まって遊んでいます。果実の生産も多いので、遊び場以外でも自然に触れる機会も多いです。果樹園ではさくらんぼ狩りなど、四季折々いろいろな果物がとれるので、そこも魅力の一つですね。

ー他に魅力に感じるところはありますか。

黒田:温かい人が多いです。私と妻も宮城県出身なのですが、幼稚園から小学校、中学校も、関わる人がみんな優しく地域間の温かさを感じています。知り合いがいなくても、繋がりの中でたくさんの知り合いができたので、心から第2の地元だと思っています。私は職場で様々な繋がりが増えましたし、妻も子どもたちの遊び場でたくさんの人と関係を築くことができました。

ー最後に、東根市役所を希望される方に一言お願いします。

黒田:東根市は本当に住みやすいまちです。また、職場は何でも話せる環境で、先輩職員に相談もできますし、周りの方も聞きやすい雰囲気を作ってくださっているので、風通しもとても良いと感じています。

市内はもちろん、市外からの受験を考えている方も本当に安心して働ける環境なので、ぜひ多くの方に東根市役所を受けていただけると嬉しいです。

ーありがとうございました。

この記事は2024年5月20日にパブリックコネクトに掲載された記事です。

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