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雪国で輝くキャリア!新たな挑戦を小千谷市で!充実感溢れる土木技術職のお仕事

小千谷市役所で活躍する東内さんは、以前は関東で原子力関係の仕事に携わっており、5年前に思い切って転職し、現在は小千谷市役所にて土木技術職として働いています。

なぜ東内さんは転職しどのように働いているのか、小千谷市役所での土木技術職のリアルな魅力、やりがい、そして小千谷市暮らしの魅力についてお伺いいたしました。

―簡単に、まずは今までのご経歴、ご自身のことから教えていただけますか?

東内:出身は新潟ではなく四国の徳島県です。学生時代は工業高専で学び、主に機械工学を専攻していました。その経歴から、卒業後はまず独立行政法人の研究機関で、原子力関係の技術職(機械系)として勤めていました。

茨城県の研究機関で、プラントの保守や運転管理などの業務を8年経験しています。

―そこから全く異なる場所・職種へ移られたんですね。

東内:転職のきっかけは、福島での原子力発電所の事故でした。その際に原子力業界を離れる決心をし、前職の独立行政法人とのギャップが少ない自治体での公務員職を選びました。

また、私は旅行が趣味で、47都道府県すべてを訪れたことがあります。その中で、新潟県が特にお気に入りでした。土地柄、食べ物、温泉、観光地、都会と自然のバランス、そして人当たりです。

すべてが自分に合っていて、住みやすい場所だろうなと感じていたんです。そこで、新潟県内で仕事を探し始めたところ、小千谷市が目に留まりました。信濃川という大きな河川があり、その両側に街が形成されている様子が、私の生まれ育った徳島県の風景ととてもよく似ていたんです。そこに親近感を抱き、小千谷市で働いてみたいと思いました。

せっかくなので新たな土地で働きたいとの思いがあり、思い切って小千谷市役所を受験し、ご縁があり令和元年に入庁しました。

―そこでは土木技術職を選ばれたんですね。

東内:実は高専時代、最初の1年は土木を専攻していました。そこから結局専攻は移したのですが、そういった経験もあり思い切って土木技術職としての入庁を決めました。実際に前職で仕事をしていく中で幅広い分野にも興味を持ち、土木という仕事にも魅力を感じていたという点もあります。

―入庁後、最初に配属されたのはどの部署ですか?

東内:ガス水道局というライフラインを担当する部署で、設計や現場の施工管理をしていました。機械でも図面を使うので、スムーズに業務に入ることができました。

―親和性があったのですね。使用するソフトは近かったですか?

東内:ソフトは全く違いましたが、ベースは同じなので、使い方をマスターすれば苦労はありませんでした。

―では、前職との違いや、戸惑った点はありますか?

東内:市民の方々からの声が直接届くようになったことに最初は戸惑いました。窓口等を担当する事務系の職種でのイメージはありましたが、技術職でも直接話をすることが多いことは驚きでした。以前は業者や営業担当とのやり取りが中心だったので、新鮮にも感じました。

ただ、1年目の時は、同じ土木系の先輩技師が工事以外のことも含めて全般的にアドバイスなどをしてくださったので非常にありがたかったです。恵まれた1年目だったと思っています。

―どのようにアドバイスをくれたのですか?

東内:最初の半年は先輩の補助的な役割で、一緒に現場に行ったり、業者に指示したりしていました。傍で見て学び、直接やり取りをさせてもらうこともあります。

そして10月以降は一人立ちし、現場にも一人で行くようになりました。分からないことは持ち帰って相談していましたが、基本的には任されている環境です。

―そして今期から異動されたんですね。

東内: 5年間ガス水道局に勤務し、この4月に初めての異動で建設課に来ました。災害復旧、道路改良、河川改良など、市民生活に直結する工事がメインです。

建設課では、大雨や自然災害が発生した場合、現在の業務を中断して対応しなければなりません。そのため、自分のペースでは仕事ができず、仕事の計画を立てて進めていくことが難しくて慣れるまでは大変でした。

その分やりがいを強く感じています。

―異動前の経験は活きていますか?

東内:活きている部分は多いです。ガス水道局でも道路を掘ったりしますし、現場の施工管理をしたりしていたので、業務内容のベースは共通しています。

また、学生時代の1年間の土木勉強、設計の経験もあるので、基礎知識はありますがそこからまだまだ積み上げていく必要があります。

―1つの工事でどれくらいかかるのですか?

東内:規模によって異なります。小規模な工事だと1週間から1か月程度、標準的な工事だと半年から1年弱程度となります。また、件数は少ないですが、特殊な工事や大規模な工事だと1年で完了せず、複数年かかる工事もあります。

例えば、先月まで行った工事では、市内の国道を2,3か月全面通行止めにして、道路の下に大きな排水路を設置する工事を行いました。市民生活への影響も大きく、精神的なプレッシャーも高かったので大変ではありました。

―それは大変そうですね。

東内:はい、近隣の事業者からの声もありましたし、苦労はしましたが、業者とも調整して工期を1週間程度短縮し完了させることができました。終わったときの達成感は大きかったですね。

他にも、今年度行っている大規模な橋梁工事は、1年以上かかる見込みです。こちらも調整が非常に大変で、1つずれると事業全体が影響を受けるので、常に緊張感を持って対応をしています。

―小千谷市技術職技師としての成長を実感されていますか?

東内:6年前の入庁時と比べると、ガス水道局でも現在の建設課でも中身の濃い経験をしており、技術力だけでなく、対外調整スキルも向上したと感じています。

また、個人的にですが、土木施工管理技士の国家資格取得を目指しており、2級土木と2級建設機械施工管理技士に合格しました。今後1級や、他の資格取得にも取り組みたいと考えています。

―ワークライフバランスはいかがですか?

東内:休暇が取りやすい環境で、仕事のオンとオフのメリハリをつけやすいので働きやすいです。日中に外に出る分、デスクワークが帰庁してからになりがちですが、自分の処理能力を上げて仕事を効率的に進めれば、時間的な余裕が生まれます。

全く残業がないわけではありませんが、無駄な業務を省いてしっかりとしたアウトプットを出しつつ、早く帰るようにしています。

―職員同士の協力体制はいかがですか?

東内:所属している係は後輩とも年齢が近いので、団結力があります。勤務時間外は冗談を言い合ったり、一緒に食事に行ったり、プライベートでバーベキューをしたりと、係の雰囲気が良いです。

また、工事などで他の課や局との協力をすることもあるので、横のつながりを意識して情報共有をしています。組織として堅い部分はまだありますが、建設課とガス水道局は同じ現場や工事を担当することが多いので、連携は取れていると思います。

―では、小千谷市に住んだ印象はいかがですか?

東内:お伝えしたとおり、地元と似ていて親近感を感じており、住み続けたいと思っています。唯一の大きな違いは雪ですが、新潟県に引っ越す際に雪との付き合いは覚悟していました。初年度の大雪で新潟の雪のすごさを実感しましたが、5年住んで慣れました。雪かきや除雪は生活の一部です。

仕事上では直接的な雪の対応はないですが、雪が降る前に工事を終わらせる必要があるため、工程調整などで常に雪降り時期を意識しています。

―小千谷市の暮らしの利便性、住みやすさはどうですか?

東内:小千谷市は長岡市に隣接し、高速道路も通っているので、車があれば不自由しません。長岡市にもすぐ行けますし、十日町や津南などの自然豊かな地域にもアクセスが良いです。

―立地の良さがあるんですね。移住者として地元の人たちとのつながり、関係性はいかがですか?

東内:前職も地元以外での勤務だったので、抵抗はなくむしろ様々な人と関係性を構築したり、地元の方と触れ合ったりすることを楽しんでいます。

小千谷の人々は人当たりが良く、温かい人が多いです。工事の地元調整でも理解してくれる方が多く、ねぎらいの言葉を掛けてくれることもあります。

―今後のキャリアプラン、目標を教えてください。

東内:技術職員として、専門的な知識を身につけて、「土木のことはあいつに聞け」と言われるような存在になりたいです。自己研鑽にも励み、知識や技能を習得していきます。

―最後になにかメッセージはありますか?

東内:公務員の技術系職員の採用が難しい中で、このインタビューが技術系職員の採用に少しでも貢献できれば嬉しいです。小千谷市を知らない人も多いと思うので、少しでも興味があれば、ぜひ一度、小千谷市を訪れてみてください。

―本日はありがとうございました!

この記事は2024年12月17日にパブリックコネクトに掲載された記事です。

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