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相談しやすい環境で、自由度が高くやりがいのある仕事ができる!〜滋賀県湖南市役所の国民スポーツ大会担当の働き方とは?~

湖南市役所で文化スポーツ課の国民スポーツ大会担当として働く柴田さんに、これまでの経歴や仕事と職場環境についてお話を伺いました。

—これまでのご経歴を教えてください。

柴田:私は湖南市で生まれ、高校時代まで過ごしていました。当初は消防士を目指し大学へ進学しましたが、思い直し定年まで働ける環境として公務員の事務職を目指すことにしました。

公務員として働くのであれば、自分が生まれ育った湖南市で働こうと思いまして、平成30年度に湖南市役所に入庁しました。

入庁後4年間は危機管理・防災課に所属し、その後2年間は滋賀県庁に出向していました。今年度、湖南市役所に戻ってきて、文化スポーツ課で働いています。

—危機管理・防災課について教えてください。

柴田:危機管理・防災課には、防災と消防の担当がありますが私は消防の担当でした。市内の消防団や消防署の方たちと一緒に仕事をしていました。具体的には、消防団事務局として、消防団員へお支払いする報酬や、出動時の管理などの事務対応全般をしていました。

採用面接の際に、私が大学で防災に関して学んでいることを話したので、もしかするとそれが配属に影響したのかもしれません。大雨発生のメカニズムや、災害時の避難所の動線など、大学で学んだことが活かされました。

—滋賀県庁でのお仕事について教えてください。

柴田:県庁への出向は自分が希望を出したわけではなく、上司に声をかけられたので挑戦させていただきました。異動というよりは2025年に滋賀県で開催される「国民スポーツ大会」の準備をするプロジェクトチームに所属するという感じでした。

出向中は、大津の本庁舎とは別にある、合同庁舎で勤務していました。「国民スポーツ大会」に関する部門の人数が約90人と、とても多く、本庁舎に入りきらなかったので、別の庁舎になったんです。県の職員と、教職員メインで構成されていて、市町からの出向は私だけでした。

一つ一つの競技の運営準備は、その会場地になっている市町村が行うことになっているのですが、県内に会場が準備できないなど、調整が必要な競技に関しては県が準備を担当します。私はその中で、ラグビーフットボールとライフル射撃(50m、10m、BR・BP)の競技を担当していました。

日程や会場などの大枠は決まっていたので、まずは、ライフル射撃協会やラグビーフットボール協会の方にご協力いただけるように関係づくりから始めました。協会の方に主体的に関わっていただくためには、「やるしかない!一緒に頑張っていきましょう!」という意識をもっていただく必要があるので、その調整が大切なんです。

その他には大会実施にあたって決まっていない細かい部分を一つ一つ決めていきました。例えば、人をどうやって呼ぶか、ボランティアの方にどう運営に関わってもらうか、宿泊先やお弁当をどうするか、などですね。

—現在のお仕事について教えてください。

柴田:文化スポーツ課の国民スポーツ大会担当の業務内容は、県庁での業務内容の市役所版、という感じですね。「国民スポーツ大会」の湖南市担当として剣道を、県が担当する「障害者スポーツ大会」のバレーボール(知的障害者の部)の会場が湖南市になるので、その準備にも少し関わっています。

担当のメンバーは係長ふくめて4人です。係長は市内のスポーツ施設やスポーツ振興に関する業務を兼務しているので「国民スポーツ大会」に専念して動くことができるのは3人です。

県庁で働いた時と比べると、イベントが近くなってきているので業務量が増えたと感じています。開催1年前に、リハーサル大会というものを実施するのですが、まさに剣道のリハーサル大会が7月28日にあるので、ちょうど大詰めなんです。

ー残業や休日出勤はありますか?

柴田:今のところ、3人で業務量をうまく調整できているので残業は多くないですね。ただ、PR活動をするため、土日の出勤は多いです。

チラシや啓発物としての缶バッチなど配布できるものを用意し、地域のイベントに持っていきます。地域のイベントでスポーツ体験ブースをつくり、そこで配布します。

啓発物と言えば、業務中にも着ているシャツも、スポーツメーカーとコラボし作成しました。湖南市の形のシルエットもはいっており、庁内や関係機関を中心に販売の斡旋を行い、250着ほど購入いただけました。

ー「国民スポーツ大会」はどのように準備していくのですか?

柴田:都道府県が持ち回りで毎年担当しているので、滋賀県が担当するのは約50年に一度になります。そのため、庁内で業務として携わったことがある者がいないんです。ですので、先に実施している県に連絡をとったり、視察に行き、職員の方に話をききながら準備をしています。

また、12月ぐらいに後催県に対して、説明会を実施していただけるのでそこに参加します。毎年説明会に参加して、情報を収集し、どの時期に何をすべきか、次に何をするかなどを考えています。

今は今年の会場である佐賀県の方に多く連絡が来ているかと思いますが、また来年になったら滋賀県にも連絡がくるのかな、と思っています。

ーお仕事でどんなことに、やりがいを感じますか?

柴田:国民スポーツ大会の仕事は自由度が高く、例えばこういうPR活動をしたいと思ったら、比較的それを実現しやすい環境にあります。経済効果が非常に大きなイベントで、自分で考えたことや、調整した内容を実現できることに、やりがいを感じています。

また、前回の滋賀県での国民スポーツ大会の開催が44年前で、部長級の上司や、ベテラン職員が中学生の時にボランティアで参加した、という話をきき、そのような歴史あるイベントに携われることもありがたいと思っています。

ー県庁と市役所で働き方の違いを感じましたか?

柴田:仕事のすすめ方が違うと思います。県庁では、決められた仕事を周りに頼らずにしっかりとすすめる、やりきる、という仕事の仕方に対して、湖南市役所では、担当業務は割り当てられているものの、その業務に対して、みんなで取り組みます。

周りの人に支えてもらいつつ、協力しながら、みんなでワイワイ話しながら調整していきますね。相談しやすい関係づくりが出来ていると思います。

ー国民スポーツ大会開催後、どんなキャリアを積んでいきたいですか?

柴田:元々、観光促進に興味があったので、そういったことに携われる部署にいってみたいです。ただ、税や住民票を扱うような、いわゆる「市役所の事務業務」をしたことがないので、早いうちにそういった経験もしたいです。

どの部門にいっても、これまで培ったスキルを活かせたらな、と思っています。

ー湖南市の魅力について教えてください。

柴田:湖南市はコンパクトな町なので、市の中での物理的な距離もそうですが、人と人との距離が近いですね。市職員と住民の方との距離も近いのですが、バランスもとれていますし、いい距離感を保てていると感じます。

高齢者の方も多いのですが、みなさん仲良さそうに協力し合って河川の草刈りなどをされていますし、若い人たちの参加も多いんですよ。町全体が穏やかな雰囲気ですね。

—最後に、役場へ応募を検討している方にメッセージをいただきたいです。

柴田:ぜひ、私たちと一緒に湖南市を盛り上げて下さる、熱意ある方に来ていただけたらうれしいです。職員同士の仲が良く、気軽に相談できる環境なので、とても働きやすいと思いますし、安心してご応募いただけたらと思います。

—本日はありがとうございました。

この記事は2024年8月6日にパブリックコネクトに掲載された記事です。

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