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入庁1週間後にイベント企画書で自分をアピール!〜奈良県王寺町役場の相談できる環境とは〜

令和6年度に奈良県王寺町役場に入庁、政策推進課のイベント企画やSNS担当として働く盛一 沙也加(もりとき さやか)さんに、お仕事内容や職場環境、仕事のやりがいなどについてお話を伺いました。

—はじめに、入庁までの経歴をご紹介ください。

盛一:小さい頃から物作りが大好きだったこともあり、大学では制作やデザインについて学んでいました。商品のパッケージデザインやCM制作、フォントなどを学びそれに基づいて作品制作をしていました。

部活動ではファッションショーを企画する活動に特化していまして、ショーの構成や衣装のデザイン制作、モデルなど様々な活動をしていました。部活動から発生して、イベント企画やグッズ制作にも携わっていました。

—デザインを学んでいて、王寺町を受験してみようと思ったのはどうしてですか?

盛一:元々は、自分のアイディアで人に喜んでもらえるような仕事をしたいという思いがあり、民間の企画職を中心にいろいろな業種や職種を見ていました。

いろいろ見ている中で、何か私だからこそできる仕事って何だろうと考えていたときに、ちょうど地元王寺町の採用募集の存在を知ったのが入庁のきっかけです。

王寺町は広報やイベントに力を入れているというイメージがイチ町民としてあったので、もしかしたら王寺町役場で働く道もあるのかなと思いました。また役場ではやることも幅広く、いろいろな可能性があるのではと考え、応募することにしました。

—王寺町ではクリエイティブな仕事もできるのではという期待があったのですね。

盛一:王寺町の広報紙は数年前に大きくリニューアルされ、全編カラーになったり写真もすごく綺麗になり、素敵になったなという印象がありました。

王寺ミルキーウェイやいろいろなイベントのフライヤーを見て、こういうのを作る仕事も役場内でやってるんだろうなと思っていました。

—窓口業務などの業務に配属されるという考えは、なかったのでしょうか?

盛一:窓口業務の仕事に就くことも全く問題ないと思っていました。イベント企画や広報を担当するに当たっては、王寺町のことをよく知っておく必要があります。

窓口担当になれば住民さんの声を直接聞く機会が増えますし、役場の中の仕事もいろいろ経験することで理解が深まります。イベントや広報の仕事をする際は多角的な見方が必要なので、窓口業務をはじめいろいろな業務の経験が絶対必要だなと思っていました。

—王寺町の求人を受けてみようと思ったのはいつ頃ですか?

盛一:9月〜10月の遅い方の求人があった頃でした。他の会社で内定はもらっていたのですが、今後のことを改めて考えてみようと思っていた時、たまたま王寺町の求人がありました。求人を見て、いいかもしれないとビビッと感じ、受験を決めました。

—受験勉強はどのようにしたのでしょうか?

盛一:求人を見てから1ヶ月も無い位の期間だったので、しっかり勉強をしたとは言えないのですが学生時代の積み重ねが活きたかなと思います。

王寺町の試験は、1次試験が集団面接、2次試験が筆記試験、3次が個別面接を受けるという流れでした。王寺町は生まれてからずっと住んでいるので面接会場にも馴染みがあり、リラックスして臨むことが出来ました。

実は、内定が出たあと、どんな人が働いてるんだろうとか、その環境はどうなんだろうというのを改めて確認しようと思い、パブリックコネクトの記事も見ていました。

—ありがとうございます!では、入庁後のお仕事について教えてください。

盛一:入庁後は政策推進課に在籍しており、広報紙の作成、王寺町の公式サイトやSNSの運営、あとは自治会関係の仕事を担当しています。

私は政策推進課企画係におり、全員で5人います。主担当の業務がそれぞれあり、他の係員の人がサブで入り、いろんなパターンで業務を行っています。私は、11月に開催される「王寺ミルキーウェイ」というイベントの準備の主担当となっています。

—具体的には、どのような準備をされているのですか?

盛一:企画内容を取りまとめて企画書を作成したり、花火の打ち上げや他のイベントとの調整などの業者対応をしています。また連携している大学の学生さんと協力してイベントを盛り上げていく活動をしており、その学生さんの対応もしています。

他にはフライヤーの作成といったデザイン的な仕事も担当しています。公式サイトやSNSの運営についても少しずつ勉強しているところです。

—学生時代にされていたイベント企画の活動は活きていますか?

盛一:学生時代にはファッションショー以外で、お笑いライブの企画をしている団体に入って企画に携わったりしていましたので、パワーポイントを使った資料の作成など企画書の作成にはとても活きていると思います。

実は入庁後1週間位の時に、自分はイベント企画ができるんだということをアピールしようと思い、自ら「王寺ミルキーウェイ」の企画書を提出したということがあります。

—それはすごいですね。入庁後1週間で提出なさったのですね。

盛一:全然完成しきってもいないような段階だったのですが今しかないと思い、こういうのがやりたいですと上司に提出したら、そこをすごく褒めていただきました。その後は、資料作成などもいろいろ任せていただけるようになりました。

本当に自分のやりたいことをやっていくぞという思いがあれば、対応していただける環境だと思います。

—実際にイベントを企画していく中での難しさはありますか?

盛一:まず何も知らないところからのスタートだったので、何が正しいのか、何が駄目なのか、こういうときはどういう対応をするのかなどを全く知らない状況でした。役場ならではの文書の作成も、知識ゼロから始めるという不安はありました。

そういった不安も、周りの係員の皆さんがとても気にして見てくださったので、しんどいなという気持ちにはなっていないですね。なぜそうしないといけないとか、そういったところまで教えていただいています。1聞いたら10の答えが返ってくる環境なので、すごく見守られながら仕事をさせてもらっています。

—部署の中に教育担当の方がいらっしゃるのでしょうか?

盛一:OJT体制があり、教育担当の方もいらっしゃるのですが、業務をしていく中でのそれぞれの主担当の方ごとに教えていただいています。

私が主担当の業務は、主幹に相談したり、課長に相談したり、その都度いろんな係の方に聞いたり相談できます。私が1人でポンと任されているような状態には、なっていないです。

提案もさせていただけますし、それでなんや生意気なみたいに言われるような環境ではないですね。どんどん言ってくれっていうことを、常におっしゃってくださっています。

—入庁してからと入る前とのギャップはありますか?

盛一:役場の仕事は決められたことを淡々とやったり、例年の続きの仕事ですというようなイメージがありました。実際には、いろんなことを王寺町役場ではできるし、どんどん新しいものも取り込んでいこうという姿勢があるので、良い意味でのギャップがあります。

部署や組織としての考え方をもっと良くするにはどうすべきなのか。そのために同じことをやっているだけでは駄目だし、常にアップデートしていこうという思いを職場の皆さんは持っていますね。

—現場教育以外の研修制度はありますか?

盛一:マナーなどを教えていただく新人研修の他に、何かの身になるような研修があれば参加させていただける環境があります。

最近では、地方の観光資源を見つけたり地域の魅力をイベントを通してどう伝えていくかというテーマの研修が秘書人事課から案内がありましたので、課長と相談して2泊3日で参加しました。少し先では、広報研修にも参加させていただきます。

—入庁して3ヶ月ですが、お仕事のやりがいや面白さはありますか?

盛一:やりがいを日々感じています。新人の時期は、何を聞いてもちゃんと教えてくれるボーナスタイムだと思っています。いろんなものを吸収しようという思いはあるので、その都度気になることがあったら聞いてみたりしています。

幸いなことに、私の場合はやりたい仕事を最初からさせていただいているので、少しずつですがどんどん形になっていくところはやっぱり楽しいです。皆さんがいいなというものにしたいという思いはあるので、そういったところはやりがいを持って働いています。

—働き方の話題になりますが、残業やお休みについてはどうですか?

盛一:今の段階では残業を日々しないといけない環境ではないので、私自身はそんなに残業はしてないですね。今後の話にはなるのですが、イベントが土曜や日曜にある際は、出勤することはあります。また、住民さんとの会議でどうしても平日にできない場合は、土日のどちらかに少しだけ出る場合もありますが、負担になるほどの残業や休日出勤はないです。

—最後に、王寺町役場の良いところを教えてください。

盛一:職員の皆さんは本当に優しいです。いろんな交流の場があって私も結構参加しているので、どんどん繋がりも増えています。

役場に入る前はお堅い方が多いのかなというイメージがあったのですが、これも良い意味のギャップで、優しい方や気さくな方、若い職員の方もたくさんいらっしゃいますね。

一番言いたいことは、本当に悩みもきちんと聞いていただける環境なので、何か思うことがあったらすぐ聞くことが出来るというところは素晴らしい職場だと思います。

—本日は、ありがとうございました。

この記事は2024年8月16日にパブリックコネクトに掲載された記事です。

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