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就職は「働く」だけが全てじゃない!~やりたいことを優先して見つけた愛南町役場~

「働く」ために就職活動をするのはとても自然な考え方だと思います。しかし、愛南町役場で働く近平さんはちょっと違った考え方です。やりたいことをやるために就職し、仕事のやりがいは働いてから見つける、そんな近平さんに愛南町役場で働くこととなった経緯や、現在の充実したワークライフバランスについてお聞きしました。

—まずは簡単に自己紹介をお願いします。

近平:愛南町で生まれ育ち、高校卒業までを過ごしました。小学校から相撲を始め、高校卒業後はスポーツ推薦で東京の大学に進学し、大学生活は相撲中心の毎日でした。卒業後は地元愛媛に戻り、銀行に就職しました。4年間、営業職として勤務し、その後、愛南町役場に入庁しました。

ーなぜ最初の就職先として銀行を選択したのでしょうか?

近平:元々就職する際には愛媛に帰ろうと思っていたのですが、大学相撲部の2つ上の先輩から同じ銀行で働かないかと声をかけていただいたのがきっかけでした。私も相撲はずっと本気で続けたいと思っていたため、先輩に誘われたこともあり同じ銀行に入行することにしました。実業団の試合にも出場することができたので、相撲を続けたいという思いは叶えることができましたね。

相撲ができる環境はもちろんのこと、営業職としての業務も好きだったため、前職では特に不満を抱くことなく働いていました。

ー趣味も仕事も充実していたのですね。そんな中、なぜ転職をすることにしたのでしょうか?

近平:コロナ禍で状況が一変してしまったというのが大きな理由ですね。松山に異動することとなり、私の中で大切にしていた相撲に打ち込む時間が大きく減ってしまったんです。

実は、愛南町は相撲をする環境に非常に恵まれています。国体選手が町内におり、学生にも実力のある選手がいます。また、南予地域にも強い選手が多く、稽古相手に困ることはありません。

本気でまた相撲をするのなら、愛南町に戻りたいと思いましたね。

そして、愛南町に戻るなら、地元に貢献できる役場で働きたいと考え、働く場所として愛南町役場を選択しました。

聞いてのとおりとにかく相撲が第一で、働く場所や業種は相撲を決めてから、という感じでしたね(笑)

ー働くためだけの就職ではなく、やりたいことを第一に考えるのはできそうでできない素晴らしいことだと思います!ちなみに現在相撲はできていますか?

近平:相撲に関しては、周囲の理解も深く何も言うことはありません。昨年度は実業団の2部団体戦で全国1位になることもできました!

風通しが良く、公私含め何でも話しやすい環境です。現在は防災対策課勤務ということもあり、消防本部内に勤務をしているのですが、体育会系の雰囲気にも心地よく馴染んでいます。

大会では遠征することも少々あるのですが、遠征のための休みも調整すればしっかりと取得することが可能です。相撲をしているからと言って肩身の狭い思いをするようなこともありません。まだ相撲の話しかしていませんが、まさに理想的な職場だと思っています(笑)

ー本当に理想の職場ですね。では、続いて現在の業務について教えていただけますか?

近平:入庁後、防災対策課に配属となり現在3年目になります。自主防災会の方々と話し合い、避難路や一時避難場所の整備といったハード面、そして防災訓練などのソフト面の指導を行っています。現場に出向いて住民の方々と直接話す機会も多く、やりがいを感じています。特に、南海トラフ地震による津波被害を想定した避難対策には力を入れています。

入庁するまでは、防災についてあまり調べたこともなかったのですが、実際に業務として携わってみるととても面白く、奥が深いと感じています。

ー防災対策課としての業務で、特に印象に残っているものはありますか?

近平:最近の話にはなるのですが、能登半島地震で被災した輪島市鵠巣地区に10日間派遣されました。避難所の運営支援が主な任務で、避難所内の環境整備や運営体制の構築に携わりました。輪島市職員の方々と連携し、避難所の課題解決をしていくようなイメージですね。

現地は地震の影響で道路がひどく損傷しており、かろうじて通行できる程度の状況でした。輪島市に到着すると、倒壊した家屋や飛び出したマンホールが目に入りました。火災現場も訪れましたが、これまで見たことのないような悲惨な光景が広がっていました。

南海トラフ地震が起きたら、愛南町も含めこれ以上の被害が出るのではないかと思い、不安を感じました。

ー被災地支援はとても貴重な経験でしたね。銀行での勤務経験もある近平さんにとって、自治体で働くやりがいはどういった点だと思いますか?

近平:自治体で働く魅力は、なんといっても利益を追求する必要がないことですね。企業のように、株主への還元や顧客の利益を優先する必要というものはありません。町民に対して、分け隔てなく、損得感情抜きで仕事ができること、これが大きなやりがいにつながっていると感じています。

ー愛南町役場でしかできないような業務や経験はありますか?

近平:愛南町役場で働く魅力は、何と言っても相撲ができる環境ですね(笑)

私が入庁したことによって、実業団の大会にも出場するようになりました。先程もお話したとおり、昨年は実業団2部の団体戦で全国優勝を果たし、今年は1部に昇格しています。これから始まる大会に向けて、日々稽古に励んでいるところです!

また、私は自治体職員としてだけでなく、国体選手としても選出いただいており、愛媛県代表として大会にも出場することができています。

本当に愛南町役場でなかったらここまでの経験はできなかったと思っています。

ーとても充実しているようですね。逆に入庁してみてイメージと違ったことはありましたか?

近平:失礼ながら、入庁前は公務員の仕事ってそんなに忙しくないだろうと思っていたのですが、実際のところ業務の幅もとても広く、想像以上に忙しくて驚きましたね。

ただ、本当に何でも相談できるような雰囲気なので、一人で業務を抱え込んでしまったり悩むようなことはありません。忙しくても、やりがいをもって働くことができていると思っています。

ー最後に、近平さんから求職者の方にメッセージをお願いします。

近平:愛南町は人口が少ないのですが、おおらかで温かい人が多く、愛媛県内の他の自治体と比べても、ゆったりとした雰囲気を感じて生活ができます。もちろん自然も豊かで、とても魅力的な町だと思っています。

「相撲がしたいから役場に入ろう!」と考える人は少ないかもしれませんが(笑)もし相撲に興味があるなら、ぜひ愛南町役場で業務も相撲も一緒にやりましょう!相撲部も活動が盛んで、実業団の大会にも出場できますよ。

また、私自身入庁してからわかったことなのですが、役場にはやりがいのある仕事がたくさんあります。愛南町役場は職員同士の雰囲気もとても良く、本当に働きやすい環境だと思っていますので、是非、愛南町役場で一緒に働いてみませんか?

—本日はありがとうございました。

この記事は2024年7月26日にパブリックコネクトに掲載された記事です。

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