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「全力で突き進んできたサッカー人生から公務員へ」〜生まれ育った茨城県⿓ケ崎市へUターン就職〜

茨城県⿓ケ崎の納税課で働く神⾕(かみたに)さんに、公務員を選んだ経緯や就職試験についてのお話、納税課での業務内容についてお伺いしました。

―これまでの経歴について簡単にご紹介ください。                         

神谷:大学卒業後の令和4年に茨城県龍ケ崎市に入庁し、納税課に配属されて現在3年目になります。 

―出身は龍ケ崎市ですか?

神谷:はい、中学校までは龍ケ崎市で育ちましたが、サッカーに専念するためにサッカーに力を入れている龍ケ崎市外の高校と大学に進みました。

―サッカー一筋だったんですね。なぜ龍ケ崎市へUターン就職されたのでしょうか?

神谷:高校、大学はサッカーに全力で取り組んでいたので、サッカーやスポーツ関連に進むという選択肢もありました。ただ、大学から、サッカーを継続してきたことを強みに、特別選抜枠で公務員への採用に向けて大学側から推薦してもらえるというお話を頂きました。 

公務員として市役所に勤めるのであれば、生まれ育った龍ケ崎市のために働きたいという想いがありました。高校時代から7年間も龍ケ崎市を離れていたので、龍ケ崎市へ戻りたいという気持ちがあったのも理由の一つです。

―特別選抜枠は、どのような流れで選考するのでしょうか?

神谷:各市役所や年度によって異なるようですが、私の時は一般の採用試験と同じ手順でした。筆記試験も面接も受けました。面接では志望動機や、サッカーでの経験、寮生活についてなどをお話ししました。

―龍ケ崎市で公務員として働くための勉強や対策はされましたか?また試験はいかがでしたか?

神谷:大学3年生の夏ごろから、公務員試験に関する講義を受講していました。それでも、筆記試験は正直あんまり良くできなくて(笑)。 正直、受からないんじゃないかと思いました。

―それでも無事に採用となったんですね。龍ケ崎市役所で現在担当されている業務内容についてお聞かせ下さい。

神谷:納税課での主な業務内容は、税金を納めすぎている方への還付手続きや、反対に税金を納めていない方への督促状などの送付作業、税金を支払う口座の振替作業などです。 

―納税課の方全員が神谷さんと同じ業務を行うのでしょうか?

神谷:いえ、納税課は大きく2つに分かれていまして、私と同様の業務を行うグループと、税金滞納に関する業務を行うグループがあります。税金滞納に関するグループは、差押えなど税金を納めてもらうための整理を行っています。

―納税課自体は何名体制ですか?どのように業務を分担されているのでしょうか?

神谷:納税課全体で15人ほどです。それぞれが主担当として業務を持っていて、1つの業務に対して、主担当と副担当をそれぞれつけています。緊急時や業務が多いときには、副担当が主担当をサポートする形です。 

―納税課内で、サポートしながら進めるとのことですが、連携体制はどのようになっていますか?

神谷:税金の還付と、納税の催促は必ずしも繋がってる業務ではありません。ただ、納税をされていない方へ催促のお知らせをする際、その方に還付金があったら、その担当者と連携をとる必要が出てきます。 

そのようなケースに対応できるよう、還付管理や督促状発送管理というシステムを介して、職員が確認し、必要に応じて職員同士でコミュニケーションを取っています。 

―慣れるまでに時間がかかりそうな納税業務ですが、入庁時のサポート体制はいかがでしたか? 

神谷:正直、税金のことを何もわかっていなかったので、納税課に配属された時は、やっていけるか不安でした。ただ、上司の方々が本当に細かく教えてくださり、わからないこともすぐに聞ける雰囲気だったので、業務がわからず困ったことはありません。割とすんなり慣れたのではないかと思います。

―実際に業務に入るまでの研修などはいかがでしたか?また業務はどのようにして振り分けられるのでしょうか?

神谷:入庁時の研修が5日間あったのですが、それでも全てを理解できませんでした。納税業務に関するマニュアルがあるのですが、1ヶ月ほどかけて読み込み、業務に慣れてきた頃に再度読み込むことで、しっかりと理解できたという形です。

業務に慣れてきたら、1つの業務の主担当となり、更に慣れたらもう1つと、徐々に主担当が増えていきます。

―上司や同僚との関係性はいかがですか?プライベートでも関わることはありますか?

神谷:上司とはランチやご飯を食べに行くこともあります。ただ、頻繁に行くというわけではありません。同僚や年が近い職員とは、よくご飯に行ってます。市役所のサッカー部に所属しているので、特にそのメンバーとご飯や飲みに行ったりしますね。 

―現在もサッカーを楽しめているのは良かったですね!では、公務員としての働き方に関して元々持っていたイメージとのギャップはありますか? 

神谷:ずっとサッカーをしてきた体育会系なので、真面目なイメージや堅いイメージのある公務員はちょっと苦手だな、と思っていました(笑)。特に市役所の場合、縦割り組織のイメージがあったので。

ただ、市役所に入ってみるとそんなことは無く、上司も先輩も話しやすい雰囲気で、想像以上に柔らかい印象です。実際に、残業していると上司から「大丈夫?無理しないでね」と声をかけてもらうこともあります。

―残業はよくあるのでしょうか?繁忙期はありますか?

神谷:年度末の3月はやることは多いですが、毎日残業というほど、業務量が多いわけではないです。

自分の業務が終わっても、上司が残業してたら自分も残らなきゃいけないのかな。と思っていたんです。でも実際はそんなこともなく、仕事量にもよりますが、ほとんどは定時で帰れています。

―働きやすい環境なんですね。では、⿓ケ崎市での暮らしについて教えてください。

神谷:大学時代は、近所にお店やレストランもたくさんあり、買いたいものはすぐに買える環境でした。龍ケ崎市は、そのような都会ではないんですけど、住み慣れた地元だからこそ落ち着く、住み心地が良いという安心感がありますね。

また、龍ケ崎市に実家があるので、将来的な面で見ても、何かあった時に両親のもとにすぐに駆けつけられるのも、メリットだと感じています。

―では最後に、これから公務員を受けようと思っている方へメッセージをお願いします。

神谷:私自身、最初から公務員を目指していたわけではなく、特別選抜枠というきっかけを頂いて公務員になりました。内定を頂いてから入庁するまでの間、正直とても不安でした。何もわからないのに、入庁してしまって大丈夫なのだろうか?という気持ちもありました。

入庁したら、そのような不安はすぐに忘れてしまうくらい、心配することは何もありませんでした。もちろん市役所にもよるとは思うのですが、龍ケ崎市は柔らかく、上司との風通しもとても良かったので、皆さんも過度の不安を感じることなく、公務員に挑戦したら良いのではないかな。と思います。

―本日はありがとうございました。

この記事は2024年5月28日にパブリックコネクトに掲載された記事です。
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