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好きだったアニメがまさか仕事に!?~仕事も生活も楽しめる人吉市職員の働き方とは~

熊本県人吉市で働く福田さん。なんと志望動機は昔から好きだったアニメ「夏目友人帳」のモデル地だったからだということ。福田さんも想像していなかったまさかの業務など、趣味も仕事も楽しめる人吉市役所の魅力を語っていただきました!

—まずは簡単に自己紹介をお願いします。

福田:元々は同じ熊本県内の菊陽町に住んでいましたが、県内の高校を卒業後、令和2年4月に人吉市役所に入庁し、そのタイミングで移住をしました。

採用後は観光振興課(現:商工観光課)に配属され、現在は税務課で勤務しています。

—高校卒業後、公務員として働こうと思ったのには理由があったのですか?

福田:大学に進学せずに働こうと思ったのは、単純に当時大学に進んで学びたいと思うようなことがなかったからなんです。大学に進学してからやりたいことを探すといった選択肢もあったのですが、それよりも、早くから働いて社会に貢献したいという思いが強かったですね。

就職先としては、公務員だけを考えていました。親戚で公務員が多く、話を聞いていたり親から勧められていたということもあるのですが、私自身、自治体で働けば窓口から農業まで、色々な経験ができると思っていました。

—自治体の中でも人吉市を選択した理由を教えてください。

福田:実は昔から「夏目友人帳」というアニメがとても好きで、人吉市はモデル地になっていたということもあり、小さいころから人吉市には何度も連れてきてもらったことがあったんです。いわゆる聖地巡礼といった形で訪れていたのですが、市内を歩いたり食事をしたりする中で、人吉市のことがより好きになり受験しようと思いました。

ただ、人吉市だけを受験していたというわけではなく、就職のタイミングで地元から出たいという思いを持っていたので、人吉市以外でも受験をしていました。

高卒だったということもあり、それぞれ面接は記憶が飛ぶほど緊張していたのですが、人吉市の面接はアニメの話もさせていただくなど、終始和やかな雰囲気でとても話しやすかったですね。受験者が話しやすい雰囲気を作ってもらっていると感じたので、ここで働きたいなと思いました。

—それは素敵な志望理由ですね。実際にアニメに描かれているまちに住んでみてどうでしたか?

福田:今まではファンの方がまとめている聖地巡礼のような情報をよくみていたのですが、今では普段の散歩コースの中にアニメの風景があり、これまでは時間をかけて見にきていた風景がこんな身近にあるんだなという感覚ですね。今までのように「モデル地」といった特別な感覚ではないかもしれませんが、実際にアニメの風景をみると心が温かくなるような気はしています。

また、これまで気が付かなかったような細かな背景に気が付くこともあり、アニメもより楽しめるようになりましたね。今後も人吉市のどの場所が登場するのかと思うととても楽しみです。

—これまで経験した業務について教えてください。

福田:採用されてから最初の4年間は、観光振興課という部署で花火大会やお祭りといった、市のイベント関係の業務を担当していました。

全く想定していなかったことなのですが、なんとここで夏目友人帳に関連する業務もすることができたんです!!

人吉市花火大会のポスターが、10年以上前から夏目友人帳のキャラクターとコラボしたものだったのですが、そのポスターを作成する工程や、アニメ15周年の企画等に携わることができました。

まさか自分が大好きなことを最初の部署で、しかもこんな形で仕事にできるなんて思ってもみませんでした!

その後、令和5年12月に現在の税務課に異動となり、現在は軽自動車税を担当しています。具体的には、窓口で原付のナンバープレートを交付したり、廃車の手続を行ったり、5月には軽自動車税の納付書を発行したりという業務ですね。

—好きなことが仕事にできたのはとても貴重な体験でしたね。観光から税だとまたやることも大きく変わったかと思いますが、大変ではなかったですか?

福田:主に事業者や観光客が相手となる観光振興課と異なり、現在は市民の方が相手となります。相手が変わると対応方法なども変わってくるため、そこはやはり大変だと感じましたね。

また、業務内容も全く変わりました。これまで観光振興課で4年間やってきたことも、税務課では1から勉強なのでとても大変でした。今でも覚えることは多く大変ではあるのですが、色々な経験ができるからと思って自治体を志望したので、新しいことを覚えられるというのはやはり楽しいですね。

例えば、主担当としてではないのですが、確定申告の相談窓口を担当したこともあり、学生時代にはさっぱりわからなかった確定申告のことにも詳しくなりました。結果的に、確定申告時期に親から質問されても答えられるようにまでなりました。

—移住されてみて、人吉市の生活はいかがですか?

福田:とても魅力的であり、ちょうどいいと思っています。通勤で電車に乗るようなこともないですし、車に関しても真っすぐな道が多く、渋滞するようなことも滅多にありません。私は運転が苦手なのでこういった点もすごくいいと思っています(笑)

また、温泉が本当に多いと思います。しかも安価に利用できる温泉施設がとても多いですね。車で5分以内で行けるような場所に選択肢がいくつもあり、今日はちょっと温泉に行こうかなということが気軽にできます。それこそ、自宅のお風呂には入らず毎日温泉を利用しているという人がいるくらいです。

それと、ご飯がとても美味しいですね。令和2年の豪雨災害で飲食店などは一時減少しましたが、復興に向けて再建されたお店もあり、最近ではおしゃれなカフェも増えました。どこのお店に行っても美味しいです。土地柄なのか、店員さんも気さくな人が多いですね。

たまに親が遊びに来ることがあり、一緒に外食に行くのですが、毎回違うお店に行っては「今日も美味しかった!」という話になるくらいです(笑)

人吉といえば鮎や鰻も人気ですし、お酒好きな人にとっては球磨焼酎というお米の焼酎もとても魅力に感じてもらえると思います。

—職場環境としての人吉市役所はどういった印象ですか?

福田:とても働きやすい環境だと思っています。これまでに関わった人は、皆さん丁寧に仕事を教えてくれるだけではなく、世間話も気兼ねなくできるような人達です。昼休みは職員同士で近くの(美味しい)ごはん屋さんに行くようなこともあります。

私自身、高卒で入庁したので、周りから見れば非常識だった部分も多々あったかと思うのですが、厳しく怒られたようなことはなく、なんでも丁寧に教えてもらいました。

本当に頼りになる人が多く、周囲には感謝しています。

—最後に、今後福田さんが人吉市職員としてやってみたいことを教えてください!

福田:現在はまだ税務課での経験が少ないということもあるので、自分の業務をしっかりと学びたい、やりきりたいと思っています。

今後については、元々体を動かしたり現場にでるようなことが好きなので、農業とか土木といった分野の仕事もやってみたいと思っています。

また、アニメに関する業務は既に経験することができたのですが、今実現できているコラボ企画も大切にしながらも、また新たな切り口で観光や魅力発信に活かす企画ができたらいいなと思っています。

—本日はありがとうございました。

この記事は2024年6月20日にパブリックコネクトに掲載された記事です。

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