見出し画像

小さな自治体だからこそ手応えあり!文化・スポーツの振興で地域貢献を~大阪府高石市~

大阪府高石市役所の社会教育課の生涯学習・スポーツ振興係の係長を務められる只隈亮祐さんにお話を伺いました。

—これまでのご経歴を教えてください。

只隈:大学卒業後、新卒で高石市役所に入庁しました。

入庁後は危機管理課に配属になり、3年間勤務しました。その後の7年間は子育て支援課、次に総務課の情報政策班へ異動に。2023年からは社会教育課に所属し、生涯学習・スポーツ振興係で働いています。

—社会教育課の体制やお仕事の内容について教えてください。

只隈:社会教育課では7名の職員が働いています。社会教育課には勤続年数の長いベテラン職員が多く、相談しやすい環境が整っていたため、わからないことがあれば都度相談しながら仕事を覚えていきました。担当業務は、イベントごとに担当が振り分けられています。

市役所内でも部署によってカラーが違うのですが、社会教育課は部署内の風通しもよく、仕事がやりやすいという印象です。人柄のいい方ばかりなんです。上下関係はあまり気にせず、業務上気になったことは何でもお話しさせてもらっています。

メインの業務は文化やスポーツの振興で、文化団体やスポーツ団体の運営を担当しています。文化祭や体育大会などを開くこともあり、準備や運営を通して市民の方々とふれあうことも多い仕事です。高石市の団体数は多いため、他のメンバーも複数の団体を担当しているんですよ。

普段から、担当する団体の方たちと連携を取りながら業務を進めているため、市役所に来庁された市民の方と接する窓口業務よりも、会議や打ち合わせをすることの方が多いです。団体のイベントがある時には、イベントや団体関係の方々と市役所外で打ち合わせをしています。

スポーツや文化系のイベントの多い秋は忙しいですが、イベントが無事に終わった時には達成感や仕事のやりがいを感じますね。


—高石市に新しくできたバスケット場について教えてください。

只隈:高師浜総合運動施設内に、3x3バスケット場がオープンしました。

高師浜総合運動施設には、野球場、運動広場、テニス場のほか、昭和56年に開設されたキャンプ場がありましたが、施設の老朽化等から利用者数が減少していました。令和2年度に施設の指定管理者を公募するにあたり、キャンプ場部分についての活用策も同時にご提案いただき、スケートボード場、3x3バスケットボール場を整備することになりました。

その後、指定管理者とも協議しながら実施設計を進め、令和4年度にスケートボード場、令和5年度に3x3バスケットボール場が完成し、屋外スポーツが楽しめるアーバンスポーツの拠点としてスタートを切ったところです。

社会教育課に異動して業務を引き継いだ時には、既にバスケット場を建設するコンセプトはもちろん、予算も決定していたので、僕が担当したのは計画に沿って施工を依頼する工程からです。

オープンの際にはこけら落としの式典を開いたのですが、市内の小中学校へのチラシの配布、ホームページへの掲載など、オープンの告知をしました。さらには、広報部門に写真撮影や記事制作を担当してもらい、広報紙でのイベントのお知らせを行っています。

こけら落としの際には、ストリートボールリーグSOMECITY OSAKAのみなさんによるエキシビジョンマッチや、3x3バスケットボール体験会を開催しました。市民の方にたくさん来場いただけましたし、体験会は定員いっぱいの50名のお子さんが参加されてとても盛り上がりました。

このようなイベント企画は民間企業の協力先がノウハウをたくさん持っているので、イベントの開催や告知に関しては、こちらの要望を伝えて、打ち合わせを経て企画を立てるといった流れをとっています。3x3バスケット場のこけら落としや大会も、このようにして企画しました。

3x3バスケット場がオープンしてからまだそこまで経っていないため、コートの知名度を上げてたくさん利用してもらうためにも、指定管理者とともにさらにイベントを企画しようと考えています。

バスケット場は屋外施設ですから天気にも左右されますし、思うように利用者が増えないこともあるはずです。その中での稼働率を上げるためにも、バスケット場を利用した初心者向け講座の開講を検討しています。

また、バスケット場だけでなく、総合運動施設自体にテコ入れが必要だと感じています。老朽化も進んでいるので、修繕をはじめとするリニューアルの計画を進めたいですね。一人でも多くの方に利用していただける施設づくりを目指したいと思っています。

—只隈さんは今の部署が4つ目ですが、前の部署での経験を活かせていると感じることはありますか?

只隈:危機管理課で仕事をしていた際は様々な部署と連携を取ることが多くありました。業務を通じて様々な職員とコミュニケーションを取ることで市役所内で顔が広くなり、協力して仕事を行いやすくなったので、そういった意味では危機管理課での経験が今の仕事のしやすさに繋がっているのかなと思います。他の部署との連携は危機管理課に限った話ではないので、これから市役所で働こうと考えている方は積極的に色んな職員とコミュニケーションを取っていってほしいですね。

—これから高石市役所の社会教育課で一緒に働くなら、どんな方と働きたいですか?

只隈:先ほどお話ししたように、社会教育課はデスクワークだけでなく、庁外に出て市民の方と触れ合う機会が多くあるため、地域貢献に関わる様々な仕事に携わりたいという熱意がある方と一緒に働きたいですね。

高石市は小さな自治体ですから、市民の方との距離が近いのが特徴です。僕が担当している団体の会長も市民の方なので、普段から市民の方とお話をする機会は多いんです。距離が近いことでお互いに信頼関係が築けており、日々の仕事のしやすさに繋がっているのかなと感じています。

自分の仕事が地域貢献につながっていることがよくわかる環境なので、やりがいを感じやすいと思いますよ。高石市のスポーツや文化活動を一緒に盛り上げてくれる方が来てくれると嬉しいですね。

ーありがとうございました!

この記事は2024年6月5日にパブリックコネクトに掲載された記事です。
高石市役所の採用情報はこちら