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夢をかなえるため沖縄県へ!~認定看護師という目標を叶えた場所~

沖縄県立中部病院で看護師として働く鶴田さんのインタビュー記事です。

鶴田さんは大分県の出身なのですが、「沖縄で働いてみたい!」という理由ではなく、認定看護師の資格を取るため、様々な経験を積むことができる沖縄県立中部病院への転職を決めたとのことです。

イメージ通りだったという、沖縄の病院での働き方、そして転職して感じた魅力などをお話しいただいています!

ーまずは簡単に自己紹介をお願いいたします。

鶴田:私は大分県出身で、山口県の大学を卒業後、北九州市の病院で1年半ほど救急病棟で勤務していました。その後、沖縄県立中部病院に転職し、現在10年ほど働いています。

ー看護師を目指したきっかけは何だったのでしょうか?

鶴田:最初は漠然とした憧れでしたね。私の義理の姉が看護師をしていたということもあり、病気だった祖母を家で看取ったことがあります。その時に義理の姉が献身的に介護をしている姿を見て、自分も人のためになる仕事がしたいと強く思うようになりました。中学生くらいの頃だったと思います。

看護師という仕事の中でも、特に救急や災害支援といった分野に興味を持っていたため、働いてからは救急病棟での勤務を希望していました。

ー北九州市の病院から沖縄へ転職されたということですが、転職のきっかけや、沖縄に来ようと思った理由を教えていただけますか?

鶴田:救急病棟で働くからには、いずれは救急看護の分野で認定看護師を取得したいという目標があったんです。当時集中ケアでお世話になっていた先生に相談したところ、「沖縄の中部病院だと様々な症例を経験できるから勉強になるよ」とアドバイスをいただき、ちょうど臨時職員を募集していたので、病院見学に来ました。実際に来てみて、病院の雰囲気や現場環境にとても魅力を感じ、ここで働きたいと強く思いました。

ー沖縄県立中部病院の働き方は、他とは何が異なったのでしょうか?

鶴田:私が勤めていた病院も含め、内地の病院では看護という業務の中でも受け持つ担当が分かれていることが多いのですが、中部病院では小児も妊産婦も、あらゆる患者さんを診ます。様々な患者さんと接することで、幅広い知識や経験を積むことができます。これは内地ではあまりない働き方だと思いました。

ー転職する際、沖縄という地元から遠く離れた病院ということで不安はありませんでしたか?

鶴田:正直、両親からは反対されていました(笑)ただ、認定看護師を取得したいという気持ちが強かったので、反対を押し切って沖縄に来ました。姉は私の背中を押してくれていて、その辺りはとても心強かったですね。

今では両親も理解してくれていて、反対どころか沖縄で働いている私に会いに来るのを楽しみにしています。仕事面に関しては、不安なことはほとんどなく、むしろこれから経験することへの期待の方が大きかったですね。

ー現在の業務内容について詳しく教えてください。

鶴田:救急センターで勤務しています。事故などで運ばれてきて緊急手術になることも多く、患者さん本人やご家族は状況を把握できていないことが多いので、チームで協力してケアにあたっています。

また、近隣にお住まいの方で、何度も救急車で運ばれてくるという方もいます。その場合は、ただ治療をして帰ってもらうだけでなく、何が原因で、どうすれば再発を防げるのかを考え、提案や援助を行うこともあります。例えば、尿道カテーテルが曲がってしまうことで尿が出なくなり、頻繁に救急搬送される方がいたのですが、その方にはカテーテルが曲がらないようにする方法を指導し、同じことで困らないようにサポートしました。

ー現在の働き方について教えてください。

鶴田:2交代制勤務となっているので、7時半頃には出勤し、情報収集や勉強会を行います。8時15分から申し送りをして、勤務に入ります。翌朝8時半までの勤務です。定時に帰れたら、家で食事をしたり、プライベートな時間を過ごします。残業した場合は、次の夜勤まで家でゆっくり過ごすことが多いですね。一緒に働いていた仲間とご飯に行くこともあります。夜勤の場合は20時からの勤務となるので、日中は認定看護師の活動記録や作業などを行い、14時頃から18時まで仮眠し、19時半頃に夜勤に向けた準備を始めます。

夜勤明け、趣味等をして過ごす人もいますが、私はしっかり休むようにしています。

少々特殊な働き方なので、看護師同士だと休みを合わせやすいのですが、それ以外の人と休みを合わせるのは難しいかもしれないですね。

ー年休なども希望通りとれるのでしょうか?

鶴田:希望通りに休めていると思います。週休2日に年休を合わせて連休を作ることもできますし、看護師長さんが毎回うまく調整してくれるので、休みは取りやすい環境です。県外の学会に参加することもあるのですが、その前後はしっかり休めるような勤務体制にしてもらうこともあります。

ー沖縄県立中部病院で働くやりがいや魅力は何ですか?

鶴田:一番の魅力は、様々な患者さんと接することができ、幅広い知識を蓄えられることですね。ここでは本当に成長できると感じています。

また、救急センターでは、搬送時意識がなく、コミュニケーションが取れない患者さんもいるため、病棟のように「お大事に」と声をかけて送り出すようなことが出来ないこともあります。ただ、回復して病棟から帰る時に手紙をくれる患者さんもいます。搬送時はこちらも必死なので、自分の対応があっていたのかと不安になることがあるのですが、そういった手紙をいただけた際には、自分の対応が間違っていなかったんだ、患者さんの支えになれたんだなと、改めてやりがいを感じることができます。

ーここでしかできないような経験や業務はありますか?

鶴田:やはりその幅広さだと思います。2年ほど前に、救急車で搬送されてきた妊婦さんが、そのまま救急センターで出産したことがありました。産婦人科の先生と協力して、母子ともに処置を行ったのですが、そもそも私は助産師ではないので、このような経験は他の病院ではできないのではないかと思います。

ー実際に働いてみて、思っていたイメージとのギャップなどはありましたか?

鶴田:全然なかったですね!イメージしたとおりのいい職場でした。

救急の現場で豊富な経験がしたいという思いで沖縄に来たのですが、自分が思っていた以上に幅広い分野の経験ができてると思っています。また、周囲のサポートもあり認定看護師を取得することもできました。以前は認定看護師でもある看護師長の背中を見ながら仕事をしていたのですが、今では、後輩に教えるような立場となりました。

ー移住してみて、うるま市での生活はいかがですか?

鶴田:ご飯も美味しいですし、もともと大分でも田舎の方に住んでいたので、うるま市はとても住みやすいですね。運転があまり得意ではないのですが、どこも駐車場が広いためどこにでも行きやすいですね(笑)

ー職場の雰囲気はいかがですか?

鶴田:和気あいあいとしています。病院によっては、医師と看護師で少し距離を感じることもあるのですが、中部病院の先生は皆さん話しやすく、何でも相談することができます。コロナ以前は、医師やスタッフがそれぞれ家族を呼んでビーチパーティーをすることもありました。

ーこれまでを振り返ってみて、転職してよかったと思いますか?

鶴田:本当に良かったです!今のところ、ここ以外で働きたいと思えるところはありません。県立病院なのでもちろん県内で転勤はありますが、他の病院も中部病院と同じように和気あいあいとした雰囲気で、医師と看護師、事務職員が協力して働いているそうなので、他の病院での経験も楽しみですね。

ー最後に、求職者に向けて一言お願いします。

鶴田:沖縄は本当に楽しいですよ!私のように認定看護師を目指している人を、病院として応援してくれるような場所です。資格取得のための費用を負担してくれたり、勉強に集中できる環境を整えてくれたりと、サポート体制が充実しています。夢を持った人にはぜひおすすめしたい職場です。

ー本日はありがとうございました!

この記事は2024年10月31日にパブリックコネクトに掲載された記事です。

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