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地域や住民の方に対して「奉仕」の心を持って働きたい!〜市政の動きを間近で見られる石川県小松市の広報秘書課〜

民間企業に就職し、転職活動を経て平成29年に小松市役所へ入庁。現在は広報秘書課 秘書担当として働く渡辺 雄也さんに、民間企業からの転職のきっかけや、秘書担当の仕事内容、公務員として働くやりがいについてお話を伺いました。

—はじめに、これまでの経歴を簡単にご紹介ください。

渡辺:生まれは能美市で、平成25年に小松市の商業高校を卒業し、一度民間企業へ就職。白山市で1年半ほど製造業をし、そこから転職を考え、平成29年に小松市役所へ入庁し、現在は8年目です。

長く働くことを考え転職を考え、公務員だったら試験を受けることになるので、平等にチャンスがあるから受けるだけ受けてみよう!となりました。

公務員という仕事を調べていく中で、地域や住民の方に対して「奉仕」の心を持って働けるというところに魅力を感じました。

—なぜ小松市にされたのですか?

渡辺:出身高校のある小松市は、もともと愛着もありました。

また、小松市は那谷寺や粟津温泉などの観光資源、小松うどんや塩焼きそばなどのご当地グルメといったものもあり、観光地としてポテンシャルが高いなと思っていました。

そういったものを活かして、私自身も地域の発展に貢献できたら良いなと考え、小松市に決めました。

—平成29年入庁とのことですが、入庁してからこれまでどのような課に所属していましたか?

渡辺:最初は市民課に3年ほど勤務しました。いわゆる窓口対応です。その次に地域振興課で、主に地域公共交通や市内で活動しているNPO団体とやりとりを行っていました。業務内容が多岐に渡るので、何でも屋のような感じの課です。

そして令和3年10月から現在の広報秘書課で勤務しています。

—広報秘書課のお仕事内容を教えてください。また、課の構成やお仕事の動き(1日のスケジュールなど)はどのようになっていますか?

渡辺:広報秘書課は、名前からわかるとおり広報広聴担当と秘書担当がおり、私は秘書担当として従事しています。主な業務は、市長・副市長の日程調整、出張がある際は随行してスケジュール管理などです。

秘書担当は、部長(課長兼務)と、私の他に正規職員が1名、会計年度任用職員が1名の合計4名で構成されています。上司が市長、私が副市長をメインで担当していますが、場合によっては私が市長担当になることもあります。

市長・副市長の毎日の日程管理は1分単位で調整しています。また、市長・副市長に会いに来られる方々の対応もあります。

市長のスケジュールは年間を通して決めていますので、それこそ1年後のスケジュールまで決まっており、2ヶ月分のスケジュールはもっと細かく決まっています。

また、随行の場合は、電車の時間をはじめ次の行き先までの時間もすべて調整します。私たち秘書担当が随行するケースや、業務に応じて担当課の職員が随行します。

—秘書担当の研修や引き継ぎはどのように行われましたか?

渡辺:基本的には前任者から引継書を頂きます。しかし、引継書にない細かな部分もあるので、先輩職員のアドバイスを受けながら仕事を覚えていきました。

—渡辺さんが秘書担当として働く中でやりがいや面白みを感じる部分はありますか?

渡辺:市長や副市長に随行する事で、貴重な場に立ち会えることです。内閣府の幹部の方々に自治体の要望を出しに行く際は、小松市の市政に関わっているなと実感します。広報秘書課は市役所の中でも特殊な課だと思っていて、日常で味わえないような経験ができるのが魅力だと思います。

常に市長の側に控えているので、「現在小松市はこんな政策を行っている」「こんな取り組みをしようとしている」というのを身近に感じられ、仕事に対するモチベーションも上がります。

あと以前の市民課で窓口業務をしていた際には、市民の方に窓口や職員の対応に関するアンケート調査で良い評価をいただけたのも嬉しかったです。市民の方から「ありがとう」と言ってもらえるこの仕事に対して誇りを感じます。

—逆に、日々の業務の中で大変だと思う部分はありますか?

渡辺:市長に会いに来られる方々は自分より年齢もキャリアも上の方が多いです。このため、ビジネスマナーや言葉遣い、所作ひとつひとつに気を使い、常に見られているつもりで緊張感を持っているので、そこは大変だと感じます。

市長や副市長はお二人ともすごく優しい方々です。こちらに対しても気を配ってくださるので、何でも話せるような親しみやすさがあります。仕事に対する姿勢や考え方なども、自分の視点にはなかったものを教えていただいたり、アドバイスしてもらえたりすることもあるので、非常に勉強になります。

—前職の民間企業と比べて、「役所」という行政の場で働く環境はいかがですか?

渡辺:民間との違いですと、市役所の場合は条例をはじめルールが決まっている中できちんと業務をこなしていくので、一見「堅い」という印象がありますが、職場の雰囲気は和気あいあいとしていて柔和で、男女比もそこまで差がなく、楽しく仕事ができる環境だと感じます。

あとは、入庁する前の市役所の仕事はもう少しゆとりを持ったイメージがあったのですが、入ってみると多岐に渡る仕事や部署があり、市民の方のニーズに応えるために色々な施策を行うので、思っていた以上に忙しいなと。

ただ、その分入庁前に抱いていた地域や市民の方の生活に直接貢献できるという部分にまさに関わることができているので、非常にやりがいを感じています。

—市役所では野球部に所属されているとのことですが、野球部はどんな雰囲気ですか?

渡辺:市役所野球部は、若手職員から管理職員まで幅広い年齢層の職員が在籍しておりますが、皆さん仲が良くとても楽しい雰囲気です。チーム全員で一緒に野球を楽しむことを目指しており、練習は週に1回、仕事終わりに行っています。和気藹々とした雰囲気と強固なチームの一体感で全国大会への出場も経験しています。

野球部に入って職場での横の繋がりが出来たおかげで、分からないことがあった場合に先輩方に気軽に相談できるのですごく助かっています。特に、入庁したばかりの時は知り合いもいませんでしたので、野球部に入って多くの方と知り合えたことが本当によかったと思います。

—学生時代に小松市に通われていたとのことですが、その頃に比べて現在の印象はいかがでしょうか?

渡辺:小松市は大きい街なので、お祭りや催し物も多いです。そういうところにも市民の皆さんが積極的に参加してくださっていて、活発な方が多いんだなぁという印象を持ちました。

最初にいた市民課にもさまざまな方が来庁されるのですが、みなさん良い人で、そういう意味でも働く環境が恵まれているなと感じています。

—本日はありがとうございました!

この記事は2024年7月4日にパブリックコネクトに掲載された記事です。
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