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庄内町民の健康を守る!生まれ育った地域で保健師として貢献〜充実した子育て支援制度も紹介〜

庄内町役場で保健師として働いている渋谷麗さんにお話を伺いました。

ーこれまでの渋谷さんの経歴を教えてください。

渋谷:山形市内の病院で看護師として2年間勤務し、平成11年に庄内町役場に保健師として入庁しました。元々保健師を目指していたこともあり看護師だった時に保健師の資格は持っていて、地元に戻ってきたかった思いもあり、庄内町役場で働くことを決めました。

ー現在はどのような業務をされていますか。

渋谷:保健福祉課健康推進係に所属しています。町民の方の健康管理が主な業務で、窓口へご相談に来られる方のご対応が多いです。内容は健康診断の申し込みや、ワクチン接種のお問合せなどで1日10人ほど来庁されます。あわせて、電話対応もしています。

ー庄内町役場で長く勤務されていますが、入庁時と現在で、保健師としての働き方として変わった部分はありますか

渋谷:仕事内容が多様化・複雑化してきたと感じます。昔と比べると、家庭訪問や、地域を見回る回数が減りました。お電話で様子をお伺いしたりと、対面ではないやり取りが増えましたね。

ー渋谷さんの係は何人体制で、業務はどのように分担をされているのでしょうか。

渋谷:保健師が7名、栄養士1名、事務職3名の合計11名です。
20代から50代までの職員が年齢や年次はあまり関係なくコミュニケーションが取れているので、風通しが良いです。事務職の係長がしっかりしている方で、司令塔のように業務を適切に割り振る仕事もしてくださっているので、仕事としてはやりやすいです。

具体的な分担としては、係全体の業務を一覧にして、それぞれの業務量を確認して割り振ります。主に成人保健や高齢者関係、予防接種などの業務を細分化しています。私は成人保健業務の一つである人間ドックと、健康増進事業の補助金関係事務、新型コロナウイルスワクチン接種管理や、個別接種の調整などを担当しています。

ーお仕事ではどのような事にやりがいを感じますか。

渋谷:町民の方と直接やり取りをすることにやりがいを感じます。担当地区の赤ちゃんから高齢者までさまざまな方を訪問したり、電話でご相談を受けたりする業務が好きです。

ー出身地である庄内地方に戻ってこられたということで、Uターンをされているということですね。産休育休を2回取得されているとのことですが、庄内町では同じように産休育休を取って復帰される方は多いですか。

渋谷:はい、多いです。理由としては、産休育休が以前と比べるととても取りやすくなったことが挙げられます。チームの体制やそれぞれの考え方として、雰囲気も変わってきているのを感じます。

ー産休育休を取られて、保健師としての働き方にどのような変化がありましたか。

渋谷:1回目の取得後復帰した際には、時短勤務で働き、2回目は一年間のお休みをいただき育児に専念することができたのでフルタイムで復帰しました。子育てと仕事の両立は、どんな仕事でも大変だとは思いますが、今のチームだと子供のために急遽午後休みをとる人がいればそのカバーやフォローを別の方がするなど安心して働ける環境にはなっています。

業務面では、やはり出産と育児の実体験をしたことで、知識が深まりましたね。出産・育児のことでご相談を受けた際には、自分自身の経験を経てお伝えする事ができるようになりました。

ー子育てと仕事を両立していくことはとても大変だと思います。庄内町は出産と育児の支援に力を入れているということですが、どのようなことに力を入れているのでしょうか。※1 参考

渋谷:ランドセルの贈呈や庄内町誕生祝金を他の自治体に先駆けて実施していることも特徴の一つです。ランドセル贈呈は教育課、誕生祝金は子育て応援課が担当していることもあり、いろいろな課を跨いでご支援をしていますね。

ー庄内町の保健師として、近隣自治体と異なることはありますか。

渋谷:人口規模が約2万人と大きすぎず、実行したことの効果が見えやすい点は庄内町の良いところだと思います。

対応人数が多すぎて一人一人のことを丁寧に見られないということもないので、保健師の仕事をするうえではちょうど良い人口だと感じています。庁舎も新しく働きやすい環境です。

ー現在20代〜30代の新しい職員の方を募集されていますが、どのような方に来ていただきたいですか。

渋谷:熱意がある人に是非来ていただきたいですね。現状でいうと、在籍する20代の職員がやる気に満ちあふれていて、率先して挨拶をしたり、業務外のことでも学ぼうとする姿勢があります。

こちらとしても、わからないことはどんどん聞いてくれると嬉しいですし、教えることで若手の方の成長に繋がるので、聞いてくれたことに対しては何でも答えたいという姿勢です。

コミュニケーションを積極的に取れて、業務の報告や相談を自主的にしてくれる方は大歓迎です。また、地元に戻って働きたい方も大歓迎です。これまでの経験や知識を持ち寄り、より良い保健事業を展開していきたいです。

ー新しい保健師の方が入庁された場合、どのような流れで業務を開始するのでしょうか。

渋谷:大まかな流れとしては、まずは保健事業を理解していただいて、しばらく一緒に業務をしながら、ある程度成長したら独り立ちしていただきます。最初に教える項目は大体決まっていますが、保健師を統括する保健師長と相談しながら進めていきます。

今年度もひとり入庁したのですが、前任者が業務について教えることもあります。わからないことはすぐに聞ける環境なので、不安をすぐに解消することができますよ。

20代〜30代だといろんな家庭の形態がありますが、子育てをしながらでも働きやすい環境です。庄内町の保健師として働くことに少しでも興味を持っていただけたら嬉しく思います。

ー今回はありがとうございました。

※1 参考 庄内町の子育て支援について、抜粋してご紹介いたします。
・子育て支援センター「こっころ」(役場隣)
 →季節や天候に関わらず屋内で子どもたちがのびのびと遊んでいます。
 →子育てに関する相談もできます。
・第1子から誕生祝品を支給します。(出生児1人につき商品券5万円分を支給)
・3~5歳児の保育料が無料です。
・幼稚園で早朝、降園後の預かり保育を実施しています。
・会員登録制の子育て支援サービス「ファミリーサポート」を実施しています。
・小学校入学時にランドセル(色選択可)、中学校入学時に通学カバンを贈呈します。
・令和5年10月から高校生までのお子さんの医療費が無料です。

この記事は2023年10月2日にパブリックコネクトに掲載された記事です。

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