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未経験だってやればできる!~事務職から土木職への転職と挑戦~

伊勢原市役所で土木技術職として働く福重さん。なんと、世田谷区役所で事務職として勤務していたものの、土木職への思いを叶えるため、土木職として伊勢原市に転職したとのこと。未経験から挑戦し、現在ではやりがいをもって楽しく働くことができているという実体験をお聞きしました!

—まずは入庁までの経緯を簡単に紹介していただけますか?

福重:私は伊勢原市の出身で現在は平塚市に在住しています。大学では法律学部自治行政学科を専攻していました。公務員を目指していたため、卒業して半年後に世田谷区役所で非常勤職員として勤務をはじめ、その後、同区役所で正規職員として働きました。

前職は事務職として入庁しており、約8年間勤務しました。その後、伊勢原市に土木職として転職し、現在は入庁3年目となります。

ー自治体間の転職とのことですが、元々公務員になろうと思ったきっかけを教えていただけますか?

福重:大学に入るまでは公務員志望というわけではなかったのですが、大学で学んでいくうちに公務員になりたいと思うようになりました。教授が元々行政に勤めていた方だったので、その教授の話を聞いているうちに自分も公務員になりたいと思いました。

教授も土木職として勤めていたようで、河川敷を整備して人が集まるにぎやかな場所を作ったという話を聞き、私も同じように人のためになる場所を作りたいと考えたんです。

本当は土木職としての仕事がしたくて公務員を目指していたのですが、法律学部だったということもあり、前職は事務職として受験しました。

ー転職を決めたのは、やはり土木職への思いからでしょうか?

福重:そうですね、やはりものづくりに携わりたいという思いはずっともっていました。事務職のままでは、ものづくりに携われる機会が少ないということもあり、いつかは土木職に転職しようと考えていました。

転職するならやはり地元や自分が育った場所がいいなと思っていたところ、たまたま伊勢原市で土木職を募集しているのを発見し受験を決めました。大学での土木専攻や土木職としての社会人経験が受験の必須要件とはなっていなかったのも大きかったですね。

ー現在はどのような業務を行っているのですか?

福重:現在は道路整備課に所属しており、主に市道の整備を担当しています。具体的には、市道の設計・積算業務を行い、業者への発注や工事の監督なども行っております。

河川整備とは異なりますが、道路整備も「ものづくり」の一環であることには変わりないので、やりがいを感じて楽しく働くことができています。

ーこれまでで印象に残っているような業務はありますか?

福重:携わった工事は今のところどれも印象に残っています。ゼロから設計したものが、形になり、道路として完成していく様子を見守る中で、完成時には大きな達成感がありますね。

初めて担当した道路工事は特に思い入れがありますね。入庁2ヶ月目くらいで自分の担当を持つことになり、翌年の3月くらいに完成したのですが、今思い出しても完成したときはとても嬉しかったですね。

ー入庁2ヶ月で自分の工事ですか!?とても早いように感じますが教育体制等はどのような感じなのでしょうか?

福重:教育体制はとても手厚いと思っています。基本的には先輩職員が1人付きっきりで教えてくれるので、わからないことや困ったことは何でも聞くことができます。

また、自分の工事を持つといっても全て自分だけでやるわけではありません。特に、市役所の決まりで入庁後半年間は公用車の運転ができないこととなっているので、現場には必ず先輩や上司と共に出ることになります。経験が浅い時期、常に誰かと現場に行けるというのはとても安心感がありますね。

先輩職員からの教育だけでなく、土木に関する研修を受ける機会もありました。設計方法や監督員の仕事のやり方など、基礎からしっかりと教わることができ、とても勉強になりました。

ー未経験で土木職にチャレンジするということについて、福重さんはどのように思いますか?

福重:未経験で土木職になることは、大変なことも多いですが、それ以上に楽しいと感じています。特に、モノづくりに携わり、自分の仕事が形になっていく過程を間近で見られることがなにより楽しいですね。

同期には自分以外に土木職が2人いますが、2人とも前職が土木関係だったため、正直土木に関する知識では前職分の差があるなと思っています。

私は知識ゼロからのスタートだったので、設計の進め方、監督業務の内容、業者への指示の出し方など、分からないことだらけで最初はとても苦労したというのも確かです。

ー土木職としての働き方で、イメージと違ったことはありますか?

福重:前職でも土木の職員はいたので、働き方や業務については何となくではありますがイメージできていました。

ただ、土木工事はある程度ざっくりとした計算で進むものだと思っていたのですが、実際には設計がとても細かくて驚きましたね。設計書の通りに、修正なしで工事が完了するほど、精度の高いものを作る必要があると知りました。

ー前職でも自治体を経験されているわけですが、転職したからこそわかる伊勢原市でしかできないようなことはありますか?

福重:世田谷区は組織が大きいため、課や係が細かく分かれており、うけもつ業務も細分化されていました。一方、伊勢原市は課や係である程度業務がまとまっているため、大きな自治体では担当できないような、幅広い業務に携わることができると思います。

ー福重さんにとって、公務員の魅力はどういったところでしょうか?

福重:公務員の魅力は、第一に福利厚生が充実していることだと思っています。

仕事に関して言えば、やはり市民と直接関わり、喜んでもらえることですね。

前職でも、最初に配属された部署では区民の方々と接する機会が多く、直接感謝の言葉をいただくことが多々ありました。次の部署では内部的な業務が中心となり、区民と直接やりとりする機会はあまりなかったのですが、間接的にでも区民の生活を支えているという実感があり、それはそれでやりがいを感じていました。

こういったやりがいについては、転職した現在でも同様ですね。

ー伊勢原市の魅力を教えてください。

福重:伊勢原市は自然が豊かで、やはり象徴ともなっている大山がとても好きですね。子どもと一緒に大山に登ることができたり、中腹にある阿夫利神社には新しいカフェができたりと、登山だけではない魅力がたくさんあると思っています。

ー最後に、求職者の方にメッセージをお願いします。

福重:土木職の仕事は、初めてのことに挑戦する機会が多く、常に学ぶことがたくさんあります。新しい知識を身につけるのはもちろん楽しいですが、学んだことを実際に活かして、形あるものを作り上げていく過程に、大きな達成感を感じることができます。

自分で設計したものが形になり、まちの一部として残り続ける。そんなモノづくりに直接携われることは、土木職ならではの大きな魅力です。伊勢原市役所では、未経験でも安心して働けるよう、サポート体制も整っています。今年度も、大学を卒業したばかりの未経験者が、土木職として活躍しています。

やる気があり、モノづくりが好きな方であれば、未経験でも土木職として問題なく働くことができます!

—本日はありがとうございました。

この記事は2024年7月23日にパブリックコネクトに掲載された記事です。

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