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求められるのは、自ら道を切り拓くクリエイティブな力!〜兵庫県市川町・企画政策課での働き〜

兵庫県市川町役場にお勤めの柴田 佳歩さんに、創造性や行動力が必要となる企画政策課での仕事や、その魅力についてお話を伺いました。

ー入庁までのご経歴や、公務員を志望したきっかけについてお聞かせください。

柴田:令和元年度に新卒で入庁し、現在6年目です。出身が市川町のため、就職活動の際も市川町役場をメインで考えておりました。

公務員を目指すようになったきっかけは、他の市役所でのインターンシップです。そこで1週間公務員体験をしたのが非常に良かったです。

その時に、市川町役場に知り合いがおられた職員の方から、市川町役場は良い環境だとすすめられたことや、私自身もインターンへ行った自治体に比べて規模も小さく、住民の方々とより接しやすいのではないかと思ったことから市川町に決めました。

ー現在ご担当されている仕事についてお聞かせください。                                 

柴田:入庁時から配属されている企画政策課で、総合計画や町の広報紙の作成、ふるさと納税、公共交通バスなど幅広い業務を担当しています。

私が担当しているのが、ふるさと納税と国際交流協会の事務局、男女共同参画とホームページ・SNSの運営です。この中でも、ふるさと納税の業務が最も多く締めています。

ー具体的な業務内容をお聞かせください。

柴田:職員2名体制で19のふるさと納税用のポータルサイトを運営しております。寄附額も毎年3億円を超えています。メインで担当する職員が大枠となる企画を考え、新製品企画で事業者と話し合い、今年の戦略などを計画していきます。

そして、ポータルサイトの運営やお客様対応、事業者との連絡を私が担当しています。ポータルサイトはそれぞれ特色も異なりますし、どういう返礼品の分野に強いかもやってみないと分からないので、まずは当町へふるさと納税していただく窓口を多くしていくことを考えています。

今後も惹かれるポータルサイトがあればどんどん導入していく予定です。

ポータルサイトに関しては、町内のECサイト運営を得意とされる事業者さんに撮影からページ作成までお願いしていますが、サイトによって画像サイズの規格が違う為、私が画像や直営サイトのバナー作成を行っています。こういった業務は、皆さんが思われている役所的ではない仕事だと思います。

ー市川町のふるさと納税では、どんな商品が人気なのでしょうか?

柴田:市川町は国産ゴルフアイアンヘッドの発祥地ということでゴルフ業者さんも多く、ゴルフアイアンは人気ですね。市販品ではなかなか難しい、プレーされる方の癖に合わせて職人さんが一つひとつ細かく丁寧に調整する、いわばオーダーメイドに近い商品もあります。コアなファンの方に関しては、数年おきに注文してくださる方もいらっしゃいます。

また、メディアでもよく取り上げられている「タズミの卵」が返礼品の中では人気です。

ーSNSの運営についても詳しくお聞かせください。

柴田:SNSは一通り運営しており、中でもメインで動かしているのがInstagramです。以前は行事があればとりあえず写真を載せていたのですが、町内の風景やご飯屋さんの食べ物の写真を載せていく方針に変えました。天気の良い日に撮りに行っています。

ふるさと納税のアカウントでは、リール動画の作成・投稿もしています。少しずつSNSの活用を広げていけたら、と思っています。

https://www.instagram.com/ichikawa_furusato/?igsh=a3VodHg0cXc4cDQ0

ーふるさと納税やSNS運用などはかなり珍しい経験ですよね。

柴田:そうですね。「新人職員は大体窓口業務だよ」と周囲に言われていたので、最初の配属先は窓口業務の予想をしていました。

企画政策課での5年間は、広報紙の制作も含め、さまざまな仕事に携わってきましたが、どれも“Theお役所”という仕事ではありませんでしたね。

ー現在のお仕事は楽しいですか?

柴田:楽しいですね。今担当している仕事は、決まったレールというものが無く、アイデアとチャレンジで進めていく事が多くあり、上司も「やったらいいんじゃない」と背中を押して下さる事が多く、心強い感じです。

たとえば、ふるさと納税のInstagramアカウントについて私が「もっと動画を活用したい」という提案をすれば、助言と共に撮影にも協力して下さいます。

また、どの様に投稿していくか、全て自分で考えて決めています。課の職員と一緒に有名アカウントを参考にさせてもらいながら、試行錯誤で取り組むのは面白いですね。自身のアイデアや取り組みを活かしておこなう業務は、公務員では少ないのではと思っています。

ー職場の雰囲気についてお聞かせください。

柴田:企画政策課には私を含めて6名の職員が在籍しています。上司と話す際も、聞きたいことがあれば話しやすい環境ですね。

他の課にも、フレンドリーな職員の方が多いので話し掛け易いです。職員数自体が多くないので、みんなの名前と顔を覚えるのにそれほど時間はかからなかったし、私の名前と顔もすぐに覚えてもらえたと思います。

ーお仕事の忙しさについてもお聞かせください。残業は多いのでしょうか?

柴田:やりたいことを膨らませれば膨らませるほど時間が足りなくなってしまうので、そこが難しい点ですね。だからと言って、新しいことに挑戦しないままでは面白くない。

だからこそあれこれ考えるのですが、その分どうしても時間が無くなります。ただ、この時期はこの仕事をメインでするなど、自分でスケジュールを組み立てて対応しています。

残業に関しては、19時ぐらいまでしていることが多いです。やりたいことが多い中で「キリのよいところまで」と考え作業していると、ついつい長引いてしまいます。

また、ふるさと納税は年末年始が繁忙期のため、どうしても事務作業での残業は発生します。特に1年目は要領もわからないまま作業していたため残業も多かったのですが、2年目からは計画的に取り組めるようになりましたね。

ー最後に、働き始めてわかった市川町役場の魅力や、求職者の方に伝えたいことをお聞かせください。

柴田:仕事以外のことでも話がしやすい雰囲気は、市川町役場の魅力的なところだと思います。時には、休日の娯楽的なイベントへのお誘いもして下さり、仕事においてもプライベートにおいても楽しく過ごせています。

最近では、仕事内容よりも人間関係を重視して就職活動される方も多いですよね。市川町役場の職員は優しい方ばかりですので安心して働ける職場だと思います。

ー本日はありがとうございました。

この記事は2024年7月26日にパブリックコネクトに掲載された記事です。

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