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高校を卒業してすぐに公務員へ!〜紀の川市役所の若手職員が公務員を選んだワケ〜

高校卒業後、和歌山県紀の川市役所に入庁。現在高齢介護課と国保年金課にそれぞれ在籍されている松野さんと岩田さんに、高校卒業後の進路の決め方や入庁してからの仕事内容、やりがいについてお話を伺いました。

—はじめに、これまでの経歴を簡単にご紹介ください。

松野:高校卒業してすぐに入庁し、今年で7年目です。入庁から3年目までは生涯学習課という部署に配属になり、現在は高齢介護課に所属しています。出身は紀の川市です。

岩田:私も高校卒業後に入庁し、6年目になります。入って最初の年は市民課の方に配属されまして、4年目の年に国保年金課に異動し、現在に至ります。出身は紀の川市ではないです。

—高校卒業後すぐに公務員になろうと思っていたのですか?

松野:もともとは公務員になろうとは思っておらず、大学進学を考えていました。ただ、将来なりたい職業を考えたとき、小中学生の頃に出場した市町村対抗のジュニア駅伝のことを思い出しました。

そのときに紀の川市の職員の方と関わる機会があって、子どもだった私に優しく接してくれたり、落ち込んだ時に励ましていただいたので、私もいつかああいったスポーツと市民の方と関わるような仕事をしたいなと思い「公務員も良いかもしれない」と視野に入れるようになりました。

岩田:高校3年生になるまでは進路のことは決まっていなかったのですが、親類に公務員がいたので自分も同じように公務員を目指そうかなと。

福利厚生も充実してそうですし、市役所職員なら手堅く働けるのではないかなと思って、市役所の高卒枠を狙うために高3の春ぐらいから準備を進めました。

私が受験した当時は高卒の自治体採用試験の日程がほとんど被っていたので、どの自治体を受験するか調べました。

その際に、紀の川市が韓国の西帰浦市と姉妹都市で、国際交流などの事業も行っていると知り、私自身高校で外国語系の学科に通っていたので紀の川市の取り組みに興味を持ち、紀の川市役所を志望しました。

—入庁してから最初に研修があったかと思うのですが、どのような研修がありましたか? また、最初の配属の際はどのように仕事を覚えていきましたか?

岩田:市民課に配属され、先輩から直接戸籍や住民票の扱いなど重要な部分を教えてもらいました。あとは実務や市民対応の仕方については説明を聴きながら見て覚え、実践するという日々でした。

1年を経過して、やっと「あ、自分でできるようになってきたな」と思えるようになりましたね。

松野:私は窓口対応ではなかったのですが、先輩職員の横でどのように対応しているのかを見させてもらいながら、自分でも実践し、経験を積みながら仕事を覚えました。

大変だったのは言葉遣いです。働いた経験がなかったので、市民の方との接し方をはじめ基本的なビシネスマナーの部分を教えていただきました。

ただ先輩方も「わからないことがあったら訊いてね」と言ってくださったり、カバーやフォローもしてくださったので、心強かったです。

—OJTのような教育担当の制度はありましたか?

岩田:ありました。年が近い先輩がついてくださって、業務について教わったりわからないことがあったら訊きに行ったりしていました。

松野:私は同じ班の上司に教えてもらっていました。私が高卒で入ったということもあり、班全体で年齢差は結構あったと思います。

—現在の所属でのお仕事内容についてご紹介お願いします。

松野:高齢介護課では、介護保険に関する業務や介護保険だけでは賄えない高齢者福祉サービスなどを提供しています。私は高齢者福祉のサービスに携わる業務(事務)を担っています。

以前いた生涯学習課では市民団体などとのやりとりが多かったのに比べて、今は高齢者の方と接する機会が多いです。

岩田:国保年金課は、その名の通り国民健康保険や年金についての仕事をしているのですが、私は国民健康保険の担当をしています。健康保険の受付や窓口対応が中心です。

—例えば今後お二人が後輩を指導するとなったときに、過去自分が先輩から教わったことなど「こういうことを実践してあげたい」というのはありますか?

岩田:対応の仕方が悪かったり、報告が遅かったりしたときに「こういうトラブルに繋がってしまうことがあるから、気をつけた方がいいよ」と他にどういう影響が出るのか具体例を示して教えて頂けた事です。そのおかげで今も気をつけられていると思います。

松野:すごく些細なことでも気をつけて見ていただいて、しんどそうだったら「大丈夫?」と声をかけてくださる先輩方が多く、私自身も後輩が入ってきたときにそういった職員になりたいなと思っています。

—紀の川市役所全体の風通しの良さなどはいかがですか?

岩田:風通しは良いと思います。

松野:別の部署に異動しても、前の課の人とお会いしたときに「大丈夫?元気してる?」と声をかけてくださいます。

岩田:上下関係ははっきりしていますが、上も下もみんなで「教えあう」という雰囲気で、先輩でも新しい部署に入ってきたときは「わからないから教えて欲しい」という姿勢ですし、業務を教えたり教わったりするときもフレンドリーな感じで接してくださるので、仕事がしやすく、関係性も築きやすいです。

—現在の市役所でのお仕事を通して、やりがいや面白みを感じる部分などはありますか?

岩田:最初は市民課に配属されていたので、例えば戸籍謄本の請求を窓口で対応した際、市民の方に記載内容の説明を求められ、どういう内容かを説明をした際に「ありがとう」と言っていただけた時はうれしかったです。

松野:生涯学習課にいた頃は、ひとつの事業に向けてみんなで力を合わせて、何事もなく成功したときは達成感がありました。また小さな子どもから高齢の方までさまざまな市民の方と関わる機会があり、もともと人と関わることが好きだったので、楽しく働くことができています。

—市役所での働き方についてはいかがですか?

岩田:忙しさは配属される部署やその時の時期にもよります。忙しい時期などは残業が発生することもありますが、有給休暇はいつでもとりやすいですね。

松野:私の部署は残業が発生することもありますが、負担になるほど多いというわけではないです。あとは私も休みも取りやすいです。

—プライベートでの職員同士の付き合いなどはいかがですか?(同期のつながりや先輩後輩との関わりなど)

松野:一緒に入った同期の子とは休日もよく遊ぶことがあります。あとは私が組合の青年部の役員をやっているので、若い職員を集めてイベントを計画したり、コミュニケーションを取ることも多いです。

—本日はありがとうございました。

この記事は2024年8月21日にパブリックコネクトに掲載された記事です。

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