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香南市はこんなに魅力的!~香南市役所で働く魅力とやりがい~

高知県香南市役所で働く松本さんのインタビュー記事です。松本さんは元々金融機関で勤めていたものの、香南市で働きたい、行政で働きたいという思いが強くなり転職をされたとのことです。

転職に至るまでの思いや、実際に香南市役所で働いて感じる魅力など、民間から転職した方ならではの視点でお話しいただきました。「香南市愛」をとても感じることができる内容となっています。

ーまずは簡単に自己紹介をお願いします。

松本:高知県南国市の出身で、県内大学の人文学部に進学し、社会経済学を専攻していました。大学を卒業後、地元の金融機関で10年勤め、2020年に香南市に入庁しました。

ー元々金融機関で働かれていたのですね。転職されたのには何かきっかけがあったのでしょうか?

松本:何か大きなきっかけがあったというわけではなく、様々な要因が重なったというのが正直なところです。前職の仕事も好きで誇りを持って働いていたのですが、子どもが産まれ、仕事と育児の両立が難しいなという思いを持っていました。

また、社会人になるまでほとんど香南市を訪れる機会はなかったのですが、前職では香南市内に配属されていて、気付けば6年以上香南市内で働いていました。外勤や窓口で企業や個人の方と接する機会を重ねるうちに、香南市の人の良さや環境を徐々に好きになっていきました。漠然とではありますが、香南市で働きたいと思うようになりました。

もともと行政で働きたいという思いがあったわけではなかったのですが、子どもを産んでからは何かと行政と関わることが多く、子育てをする上では行政は無くてはならない存在なのだと改めて気づかされました。正に「ゆりかごから墓場まで」、ずっと行政とは関わり続けるんだなと感じました。

前職も10年目となり、自分としても何か新しい仕事にチャレンジしてみたいと思っていたところ、広報誌で職員を募集していることを知り「やってみよう!」という思いで受験することを決めました。

先程のとおり、香南市で働きたいという思いはずっと持っていたため、香南市役所一本に絞って転職活動を行いました。

ー仕事と子育てをしつつの転職活動は大変かと思いますが、振り返るといかがでしたか?

松本:大変といえば大変だったのですが、今思えば受験を決めてから採用に至るまでとんとん拍子だったなという感想ですね。忙しかったということもあり、あっという間に採用の日を迎えました(笑)

転職活動というよりは、前職を退職するための調整が大変でした。中堅行員であったということもあり、後輩もいたため、下の子に迷惑をかけてはいけないと、引継ぎに関しては本当に気を使っていました。よく退職の際には有給消化をするような話も聞きますが、私は有休もほとんど使わず、最後まで引継ぎを行っていました。

また、今思えば心の中では本当に転職してしまっていいのかという不安もありましたね。収入面もそうなのですが、私の仕事が変わることで家族の生活リズムも変わってしまうので、子ども達に影響はないのか、自分自身も仕事と家庭の両立がうまくできるのか、と色々と考えていました。

ー入庁後はどのような業務を経験されたのでしょうか?

松本:入庁後は総務課に配属され、最初はふるさと納税を担当していました。毎年制度が見直されていく中で、香南市としてのルールを整備したり、事業者との調整を行ったりということをしていました。市内事業者の方とのやりとりも多く、とてもやりがいのある仕事だったのですが、返礼品の企画からサイトの管理、中間事業者との調整までを一人で担当していたため、デスクワークと外回りのバランス調整が中々難しかったです。

個人的には、もっと効率よく業務を回して、事業者の方とのやりとりをもっと密に行いたかったなと思っています。

現在は同じ総務課内でも、総務係担当として議案の作成や文書管理などを行っています。文書管理に関しては中々電子化が進んでおらず、課題は多いと感じています。電子化の動きはあるものの、今の例規ではカバーしきれない部分もあるので、例規改正も含めて電子化を進めているところです。

ー民間から市役所に転職してみて、働き方の違い等を感じたことはありますか?

松本:市役所は押印が多いという話を聞くことがありますが、前職も印鑑文化だったので、押印についてはあまり違和感がありませんでした。

文書管理に関しては、正直思っていたよりもアナログだなという印象でした。文書管理だけでなく、年末調整など手書きだったことには少々驚きました。

前職と比較して一番ギャップを感じたのは、周囲の人が同じ業務を共有しているわけではないということです。金融機関では同じ目的、同じ業務を担当者全員が共有しているので、誰かが休んでも基本的には同じことができる体制でした。しかし、市役所では、同じ課であっても自分のやっている業務以外は全然わからないことが多いです。

まだまだ私が把握しきれていないということもありますが、とにかく業務の幅が広いと感じています。

ー市役所ならではの業務量の多さを感じたのですね。

松本:そうですね。特に総務係には毎日色々な連絡が来ます。農業、漁業、福祉など、様々な人の暮らしや市としての課題が見えてきますし、行政の仕事は本当に幅広いなと実感しています。

人によっては業務の幅の広さを不安に思うこともあるかもしれませんが、私は異動して新しいことができるということを楽しみにしています。

ー市役所で働くやりがいや魅力はどんなところだと思いますか?

松本:地域の為に働くことができているというのはもちろん魅力的なのですが、私は自分なりに工夫して業務を進めることができるという環境も大きな魅力だと思っています。部署にもよりますが、これまで私が携わってきた業務では、やり方が細かく定められておらず、どうやったらより効率的にできるのかを考え、工夫しながら進めることができました。

行政の仕事というと、法律や例規でがちがちに固められているという印象がありますが、実際のところ法律等には運用方法まで書かれているわけではなく、目的をどのようにして効率よく達成するのか、というところは柔軟に考えることができます。前任者のやり方を引き継ぎつつ、自分なりに工夫しながら日々業務を行うのはとても楽しいですし、やりがいを感じることができます。

ー松本さんから見た、香南市の魅力を教えていただけますか?

松本:これは本当にたくさんあります(笑)

まず、香南市には事業者の方がこだわりを持って良いものを作っているところがたくさんあります。農家や水産も含め、一次産業、二次産業共に本当に良いものを作っている事業者が多いです。みかんや文旦、おじゃこなど、挙げればきりがないくらいです。いい意味で事業者ごとにこだわりが強く、同じ場所で収穫したもの、獲ったものであっても全然味や特徴が違うんです。

スイカやメロンも盛んなのですが、1玉1玉への愛情の込め方が本当にすごいんです。是非一度見て、そして食べていただきたいです!

跡継ぎが少ないという課題もありますが、代々作っているものをそのまま引き継ぎたいという素敵な方が多いので、私が農業や水産に携わる機会があれば、こういった産業を守れるような取り組みもしていきたいです。

人に関して言えば、子どもが横断歩道を渡ったときに、こちらを見ておじぎをするなど、体で表現するような温かい人が多いです。まちを歩いて事業者と接したり、まちの人と話したりすると、なんでこんなにいい人なの?と思うくらい良い人で溢れています(笑)

お祭りも多く、海もあり、山もありと自然も豊かで、本当に魅力的なものがたくさんあります!

ー次々と魅力がでてきますね!最後に、求職者の方にメッセージをお願いします!

松本:香南市に来たことがない人でも、一度足を運んだらきっと好きになると思います。そのくらい良い街です。

仕事の面では、市役所には本当に様々な仕事があります。どこに配属されても勉強が必要となりますが、新しい発見が必ずあります。スキルアップしたい、何かを作り上げたいという思いがあれば、行政の仕事は楽しいしやりがいがあると思います。

また、香南市役所は、他の自治体と比較しても転職してきた人が多いと感じています。様々な経験のある人が多いので、刺激になると思っています。

最後になりますが、絶対に香南市は楽しいです!(笑)

ーどうもありがとうございました。

この記事は2024年11月19日にパブリックコネクトに掲載された記事です。

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