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仕事もプライベートもとにかく暖かい人に囲まれる!〜職員が自負する人間関係最高な由仁町役場とは〜

民間企業と医療機関から北海道由仁町役場に転職された杉木さんと吉田さんに、由仁町での働き方と暮らしについてお伺いしました。

—これまでのお二人のご経歴を教えてください

杉木:出身地は札幌ですが、東京の大学に通っていました。大学卒業と同時に戻り民間企業の営業職に就職し6年間勤務したのですが、結婚と子どもが生まれたことをきっかけに就業環境から転職を考えるようになりました。その時期に偶然公務員の求人の時期が重なり、ご縁があって由仁町役場に入庁することになりました。

入庁後は教育委員会へ出向し、施設の管理やGIGAスクール構想の設計を担当していました。今年の7月からは地域活性課に所属しています。

吉田:私は北海道伊達市出身です。札幌市の看護学校に入学し、卒業後は小児科の看護師として2年間勤めていました。その後、由仁町役場に入庁し保健福祉課に配属され、現在に至ります。

—なぜ、公務員を志望されたのですか

杉木:実は1度公務員試験を受けたことがあるのですが、合格には至らなかったんです。当時はただ、安定していることに魅力を感じていただけだったからかもしれません。しかし、民間の営業職で働くことで、自分が「人と人との距離感が近い仕事」が好きなんだと気づきました。

転職を考えた際に様々な選択肢を検討しましたが、公務員試験を受験した時の知識もありましたし、市民や町民に近いところで働ける町役場で働きたいと思ったんです。

吉田:前職で勤務する中で退院後もお子さんやそのご両親に寄り添い、見守っていきたいという思いが強くなってきたのですが、そういった働き方はなかなか病院では難しいんですよね。そのため、地域の一員として見守ることができる保健師を目指すことにしたんです。そこから旭川市の保健師養成校に通い、由仁町役場に入庁しました。

—数ある北海道の役場からなぜ、由仁町を選ばれたのですか

杉木:私の場合は由仁町役場に絞っていたわけではなく、結果的にはご縁があったのが由仁町だったんです。

吉田:私は、保健師になったら絶対に由仁町で働くって決めていたんです。由仁町には「ゆにガーデン」という施設があるんですけど、子どもの頃に毎年家族で遊びに来ていました。花や緑がすごくきれいな場所で、こんな美しい場所で働きたいとずっと思っていました。保健師養成校在学中にも、求人サイトでいつも由仁町の求人をチェックしてたんですよ。

—いまはどのようなお仕事をされているのですか

杉木:教育委員会ではいわゆる役所仕事である事務作業に加え、学校の施設が壊れたり、子供たちのトラブルが発生した時の対応など、突発的に起きる業務が日常茶飯事でした。外国人講師の生活サポートなどもしてましたね。

地域活性課に異動してからは、計画や企画などのゼロをイチにする仕事が多く、仕事の進め方の違いにはじめは戸惑いました。業務内容の理解が進むにつれて、町の将来を作り上げるという責任をあらためて感じるようになりましたね。

吉田さん:保健師の仕事には2パターンありまして、1つ目は病気にならないために健康診断の受診を促したり、受診結果を持って家庭を訪問する「予防」の分野、もう1つはすでに病気になり介護が必要になった人に向けての「包括」の分野です。私は前者の「予防」の分野を担当しています。

ー前職の働き方との違いはありますか

杉木:民間企業で働いていた時は、意思決定を口頭で行ったり、決定したことを即座に進めることも多かったですが、役場では一つ一つの工程を書類でする必要があるところが違いますね。

吉田:看護師も保健師も同じ医療職ですが、全てが違いますね。事務作業1つにしてもゼロベースで覚えていきました。職場の雰囲気も全く違いますよ。看護師時代はなにかと逼迫している状況が長く、緊張感や警戒心が強い毎日でした。言葉遣いも厳しい口調になりますし。

由仁町の保健師になってからは、優しく、和気あいあいとしている雰囲気の中で働いています。前職では仕事中に話しかけられることなんてなかったのですが、今では自分の課だけではなく他の課の職員から暖かい言葉をかけてもらえますし、質問や相談もしやすいので、すごく仕事がすすめやすいです。

保健師として働く前は、専門職として「住民に教えることが多い」仕事かと思っていたのですが、実際には「住民に教えてもらって、一緒に考えていく」という仕事であることに気づかされました。いい意味でのギャップがありましたね。

町民のご自宅でとれた野菜や、おやつをお土産にいただくこともあります。

—どのようにお仕事や職場の雰囲気に慣れていきましたか

杉木:先輩方の面倒見がよく、非常にありがたいです。他の市町村で働く同期の話をきくことがありますが、由仁町は特に面倒見がいいのではないでしょうか。わからないことをどんどん質問しても、先輩方が嫌な顔せずにバンバン答えてくれるので業務を覚えやすかったです。

また、経験者採用なので年下の先輩もいますが、教わる身として、そこは年齢関係なく勉強させていただいてます。

吉田:入庁前は、行政は縦割り組織で部門間の交流がないと思っていたのですが、全然そんなことはないですね。仕事でもプライベートでも交流が多く、一緒にマラソン大会にでたりアクティビティを楽しんでいます。入庁してまだ1年なのにこんなに馴染めているので、環境に恵まれていると感じています。

—市外からや、中途での入庁者を受け入れる雰囲気はいかがですか

杉木:自分が入庁したときに暖かく迎え入れてくれていると感じてはいたんですけど、自分が迎え入れる立場になった今、その雰囲気をより強く感じています。正職員が70名程度なので毎年入庁するのは数名です。

由仁町出身の新人を迎え入れることはもちろんのこと、地縁のない新人が不安にならないようにケアしていくぞ、という気持ちが役場全体にあります。年齢層が下の職員ほど、由仁町出身の職員は少ないと思いますね。

吉田:町民訪問の時には「どこ出身なの?」とまずきかれます。伊達市と答えると「なんで由仁町にきたの?」と皆さん興味を持ってくれますね。壁を感じることはないですよ。

—保健師は女性が多い印象ですが、特に気を使われていることはありますか

吉田:保健師は現在7名いますが、たしかに私以外の保健師は全員女性ですね。ただ職務上、女性・男性で何かを分けられていることはなく自然に仕事しています。

日々勉強し、吸収させていただいています。異動があまりないので、家族のような雰囲気ですね。

—ワークライフバランスはとれていますか

杉木:繁忙期など局所的に残業はありますが、だいたい18時前には帰りますね。ワークライフバランスはとれていると思います。

吉田:17時退勤が多いですね。年に3回ある集団健診の期間はデータ整理や家庭訪問の準備等があるので残業することがあります。

—由仁町での生活を教えてください

杉木:町全体の雰囲気がせかせかすることなく、のんびりしているので、子育てにとても良い環境だと思います。教育委員会で働いているときに小学校を訪問することがあったのですが、普段会うことがない私にも、子どもたちが自然にあいさつしてくれるんです。この雰囲気をずっと残し続けていきたいですね。

吉田:由仁町は札幌市に車で40分、千歳空港に30分でアクセスできます。普段はのんびりと過ごしつつも、都会の便利さに触れたいときは気軽に行き来できますね。

また、由仁町に住み始めてから、由仁町の地形を活かしたロードバイクのイベントや、由仁町でとれる農産物のランチなど魅力的なものをたくさん知りました。ロードバイクイベントは、プライベートで杉木さんと一緒に参加したんですよ。

杉木:ちなみに、野球場のエスコンフィールドHOKKAIDOも25分程度で行けますね。札幌に行くときによく見えますよ。

—最後に、由仁町役場へ応募を検討している方にコメントをいただきたいです

吉田:由仁町は都市と地方の良さが両立できている場所ですし、由仁町役場は市内外からの転職者を暖かく迎え入れております。私個人の意見になってしまいますが、人間関係の良さはどこにも負けない自信があります。ぜひご検討よろしくお願いします。

杉木:由仁町は人口4,700人の小さな町です。役場も小さな組織です。でも、小さいからこそ縦と横の連携をとって、一体となって仕事を進められる職場だと感じています。私はこの職場が好きですし、民間で経験したことが活かせる場所だと心から思っています。一緒に働ける日を楽しみにしています。

—本日はありがとうございました。

この記事は2023年10月16日にパブリックコネクトに掲載された記事です。

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